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京都府の
産業と工具事情について
京都は、かつて日本の首都があったため「古都」と呼ばれます。
「金閣寺」や「清水寺」「天龍寺」や「竜安寺」などの世界遺産の寺社仏閣が町中に点在しています。京都市内は、散歩をしているだけで価値のあるひと時を過ごしている気持ちになれる、日本でも唯一の街かもしれません。そのため京都市内や宇治市内には、日本を目指して世界中の観光客が訪れます。平日は、日本人よりも観光客に会う事の方が多いほどです。世界中から人気のある観光都市京都は、観光が大きな産業になっています。また製造業も盛んです。「京セラ」「日本電産」「村田製作所」「オムロン」「任天堂」「島津製作所」「ワコール」など、全国的にも有名な名だたる企業ばかりです。製造業に従事する職人さんの活躍の場が数多くありそうです。工具の需要もさらに高まっていくでしょう。
経済的にも発展している京都ですが、京都市内は条例により、高層ビルがありません。京都市内のどのエリアにいても、夏の風物詩「大文字焼き」を見られるよう、高い建物を作らないように決められています。どんなに近代的な建物でも、色彩、高さ、素材に至るまで厳しくルールが決まっています。そのため京都市内の建物は、すべてがアートであり、京の歴史や、市民のプライドが溢れています。仕事や観光で京都を訪れた職人さんは、街をぶらりと歩きながら、その繊細で高度な仕事ぶりに感嘆の声をあげてしまうかもしれません。