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竹田の部屋

    クボタのトラクターの特徴と歴史・伝統とは

    投稿日:2021年12月9日

    本日の
    スタッフ
    岡野

     

    トラクターの歴史と伝統とは

     

    農機具メーカーとしてのクボタの歴史

     

    クボタは、現在では日本のみならず世界でも第2位の売り上げを誇る日本一の農機メーカーです。
    その創業は1890年と大変歴史もあり、農機についても1922年に初の農耕用石油発動機を製造開始したのを皮切りに、戦後間もない1947年には耕うん機第一号である「クボタロータリ式耕うん機K1型」を世に送り出します。
    1960年代には畑作用・水田用のトラクターを相次いで開発・販売したクボタは、1968年には業界初の自脱型コンバインの販売をするなど、常に業界をリードし続けてきました。
    「大出鋳物」として創業された同社は1990年に現在の社名(株式会社クボタ)となりました。
    2020年時点で売り上げは年商1兆8500億円とですが、その7割近くが海外のもので日本の売り上げは3割に過ぎません。それでも国内の売り上げトップシェアである約35%を占めています。

     

    業界をリードしてきたクボタのトラクター発展の歴史

     

    日本国内における大型農機具の利用は海外と比べてかなり遅れていて、トラクターについては海外で20世紀前半には使用開始されていたものの、日本では戦後になってやっと開始されました。
    そんな中戦後間もない1947年に会社として初の耕うん機である「K1型」をリリースしていたクボタですが、1960年に日本初の畑作用乗用国産トラクターである「T15形」を発売し、業界をけん引していきます。
    続いて1962年には水田用トラクターであるL12型・L15型を発売し、日本における農業の集約化に大きく貢献していくことになります。
     
    トラクターの動力は当初、スチームトラクター(蒸気機関式)が主流だったのですが故障が頻発したことから、戦後はガソリンエンジンのトラクターが海外でも主流になっていました。
    クボタのトラクターはアメリカのトラクターがガソリンエンジン主流なのに対してディーゼルエンジンを使用しており、性能面でもコンパクトで安定していて優位性がありました。
    1972年に有名な自動車メーカーでもあるアメリカのフォード社が、クボタにOEM生産の打診をしたがクボタは断った…というのは有名なエピソードですが、こうした高品質でコンパクトなトラクターを生産する技術に注目していたから…と言えます。
     
    その後クボタはトラクターの技術優位性を武器に海外進出をはかります。
    1974年に丸紅合弁で販売会社をフランスに設立、欧州へのトラクター輸出に力を入れて行ったのを皮切りに東南アジアなど途上国での販路も拡大していくことになります。
    そして1977年にはトラクターの生産台数が10万台(年間)を突破し、シェアの拡大に拍車がかかることになります。
    また大量生産だけでなく技術的な面でも画期的な新機能(水平制御機能や倍速ターンなど)が次々と追加され、クボタがトラクター業界を引っ張っていく原動力となっていきます。
     
    2010年代にはいるとクボタのエンジンが高性能なだけでなく、環境に優しいという評価も獲得していくことになります。
    排出ガス中に含まれる粒径μmオーダーの粒子状物質の排出量を大幅に削減するという厳しい規制に適応し、高い評価を得たクボタは徐々に従来の小型トラクター中心から大型トラクターまで手掛けるメーカーに変化していきます。
    2016年には170馬力を誇るM7シリーズを世に送り出し、また業界初のGPSを搭載・活用するタイプを開発するなど今でもトラクター業界を引っ張り続けているのです。

     

    クボタ製トラクターの特徴と強みとは

     

    クボタ製トラクターの特色

     

    クボタはトラクターにおいて国内最大手であるため、ほぼすべての項目において他メーカーと比べ遜色がありません。
    そのため「強み・特色」という探し方をするとかなりの項目が当てはまってしまうのですが(笑)、それでも特筆すべきポイントは2つあります。
     
    1つはエンジンです。
    古くからディーゼルエンジンを採用してトラクターのエンジンにおいては業界をリードしてきたクボタなのですが、現在使われているものはフル電子制御コモンレールシステムの高性能エンジンで、パワフルで低燃費、低騒音が特色です。
    さらにDPFマフラ、クールドEGR、尿素SCRにより、国内特自排ガス4次規制に適合したクリーンエンジンです。
    また、エンジン負荷が大きくなっても、電子制御によりエンジン回転を一定にキープできるアイソクロナス制御も実装。収穫や農薬散布などの中・低速作業でムラのない安定した作業が行えます。
     
    2つ目は操作性です。
    操作性の向上というのはユーザーの声が多いほど集約しやすく、また向上スピードも速いのですがクボタはトラクターでその強みをいかんなく発揮している形です。
    それが表れているのが地面の凹凸や土質などに関わらず均一な作業を助けるモンローマチック(自動水平制御)システムや、4輪駆動での旋回が可能にしたいわゆる「倍速ターン」機能です。
    他にも作業に合わせた細かい速度調節を可能にする24段の多段トランスミッションやスイッチの配置、視界の広さ向上など「細部にこだわり、使いやすさを目に見えない形で向上させていく」積み重ねの結晶と言えるのがクボタのトラクターなのです。

     

    クボタ製トラクターの集大成と言える「M7」シリーズ

     

    クボタには馬力帯に応じ色々なシリーズがあるのですが、2015年以降に生産を開始した存在感のある大型トラクターとして「M7」シリーズがあります。
    130-170馬力という最もハイパワーな馬力帯のトラクターで、馬力等により「M7-132 M7-152 M7-172」の3機種がリリースされています。
    最も新しいシリーズと言えるM7シリーズはクボタの最新技術の粋の集大成ということができ、
    ○変速ショックレスの無段階変速(KVTミッション)や、
    ○多段階からスムーズに最適な車速を選択するノークラッチ有段変速
    などを実装しています。
    また方向転換するときに最適な走行負荷となるオート4WD機能(2WD/4WDを自動で切り替えてくれる)や、走行中のショックを和らげてくれるストローク100mmの油圧式サスペンションを採用するなど、操作性・快適性を追究する仕様が無数に実装されているシリーズです。
    決め手はGPSを利用してオートステアリング(自動操舵)が可能となっていることで、走行軌跡と作業機の作業幅を登録することで隣接作業時のやり残しや作業の重なりが無くなり、効率的です。
    このシリーズから後進時も対応できるようになりました。
     
    このM7シリーズに搭載されている様々な最新仕様は、現時点では最新・かつ大型だからこそ搭載されている機能ではありますが、今後クボタから発売されるトラクターに順次実装されていく機能もいくつもあると思うので、今後のトラクター機能の発展方向性を見せてくれるもの、とも言えそうですね!

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