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精米機の人気メーカーと機種まとめ
更新日:2021年12月6日
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精米機は、収穫した稲から取り出した玄米を白米にしていくための機械です。
この作業を精米と言い、玄米の外側についている「ぬか(糠)の層」を削り取っていく工程になります。
最近ではコイン精米機を利用したり、お米屋さんで精米してもらう人もいるのですが、家庭用精米機があればより便利で「精米したて」のおいしいお米を食べることができます。
※お米は水分が10%以上含まれているので、精米後時間が経つと酸化が進み、味が落ちてしまいます。 逆に精米したてのお米の味が良く、好まれるのもこのためです。
精米機を使うメリットとしては「精白度」と言われる度合いを調節可能なので白米はもちろん「3分づき米」「5分づき米」など、味の好みと栄養価を自由に調整できるということも大きいですね。 (※米ぬかの再利用のために購入している人もいるようです!)
ここでは特に家庭用で使われる精米機に絞ってメーカーなどを紹介していきます。
精米機が選ばれるポイントとは
4種類の精米方法からチョイス
それぞれメリットとデメリットがあります。
○かくはん式(対流式)
棒や羽の回転力を使いかき混ぜて、摩擦で削って精米するタイプです。
一度に精米できる量は少なめですが他の方法と比べ温度が上昇しないので、お米の質は劣化しづらいです。
その一方摩擦音がかなり出てしまうタイミングもありますが、このタイプは比較的リーズナブルな価格になっています。
対流式はかくはん式と似ていますが、羽の回転数を制御するインダーバーが付いているものを指し、調整ができる分お米の損傷が少ないというメリットがあります。(その分値段が高めの傾向はあります)
○圧力摩擦式
圧力をかけて玄米同士で摩擦を生じさせ、精米していくタイプです。
お米の栄養素を精米後も損ないにくいこと、騒音もあまり出さないのがメリットですが、熱を持つので温度が上がりやすいことがデメリットと言えるでしょう。
かくはん式と比べると高価になってきます。
○圧力循環式
コイン精米機など、本格的なものに多い方式です。
かくはん式と圧力摩擦式を掛け合わせたような構造で、低い圧力をかけつつローラーが回転して摩擦を起こし精米していく…という構造になります。
温度も上がりづらく出来上がりも優れているのですが、コメが少量では圧力が足りなくなることもあり「一度にまとまった量の精米をする」必要があるというのはデメリットかもしれません。
本格派なので、価格はやはり高めになります。
コメの消費量に合わせたサイズを
次に直接精米機を選ぶ基準は「一度に精米できる量」です。
業務用であれば5kg前後を一度に精米しなければならないのですが、家庭用であれば一度の精米量は1-5合程度のものが多いので、家庭での消費量に合わせて選んでいくのがベストでしょう。
この「精米量」「音がどの程度出てもいいか」「手入れはしやすいか(←かくはん式はかなりシンプルなのでお勧めです)」その他便利機能などを考慮して、どの機種を選んでいくか考えたいところです。
炊飯器の人気メーカーと代表機種
アイリスオーヤマ
アイリスオーヤマは家電製品や生活用品の販売を手広くしていますので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。
仙台市に本社を置く同社はお米を生産する別事業もしていて、そうしたつながりからも精米機については、力を入れて開発しているのがポイントです。
「家電としての便利さ」を追求することについてはやはり一日の長があり、精米の度合いなど細かい設定に優れている精米機を数多く製造しています。
人気機種の一つがRCI-B5-Wで、精米量は1-5合まで、3分・5分・7分・胚芽米など細かい調節もできる「かくはん式」精米機です。 それぞれのお米の銘柄に合わせた精米ができる…ということでその対象は40銘柄にも及び、消費者目線に最も合わせた精米機の一つと断言できそうです。
タイガー魔法瓶
文字通り魔法瓶のメーカーとして、CMなども記憶している人が多い有名メーカーです。
食周りの家電製品を数多く製造しているタイガー魔法瓶は、かくはん式精米機の取り扱いもしており、性能には定評があります!
特徴としてはモーターの回転数を削り具合に合わせて自動調整する機能が付いているため、極力お米を傷つけずに精米できます。 また構造がシンプルでお手入れしやすいというのも特徴になります。
代表的な精米機はRSF-A100で、上記の特徴をいかんなく発揮した一台です。
お米に負担をかけないよう温度上昇などを極力抑えた速度にする「変速かくはん式」精米機なのでうまみが残りやすいのも人気の理由です。
また部品の取り外しが容易で、個々に丸洗いしやすい構造になっているのでメンテナンス性にも優れているのがうれしいですね。
サタケ
株式会社サタケは、広島に本拠を置く業務用の大型精米機で実績があるメーカーで、家庭用精米機にもそのノウハウを生かしているのが特徴です。
注目される家庭用としてはマジックミルシリーズの「ギャバミル」(RSKM3D)が挙げられます。
アミノさんの一種である「ギャバ(GABA)」はストレス解消など健康にいい成分として最近注目されていますが、「ギャバ生成」をしたうえで精米することによりこのギャバを含むお米を作ることが可能、というものです。
一度に精米できる量は1合~3合までと若干少なめですが、他にない特色を持った一台です。
山善
山善は身近な家電を幅広く扱っている有名メーカーで、使いやすくコスパの良い製品で知られています。
その山善が出している精米機の代表格が「つきたて米の達人 YRP-51」です。
圧力式なので重量はやや重め・大型の7kgですが、静音性に優れているので重視する方にはお勧めです!
スイッチはかなりシンプルで精米の度合いとタイマーの2つを操作していくだけです。
また「白米磨き」モードもあるので、一度精米した後酸化してしまった白米を再度削り、おいしくして食べることも可能なのはうれしいですね。
エムケー精工
生活家電や自動車関連製品を生産している長野県の「エムケー精工」も、精米機に力を入れている企業の一つで、複数のラインナップを投入しています。
0.5合から精米可能な小型から大型まで、同社の精米機は色々なタイプがあるのですが中でも個性的なのが「クールエース+ミル PHK-110W」になります。
これは1台の中にお米の冷蔵保存機能・精米機能(+軽量機能)が詰まっているのが最大の特徴です。
上部の米びつ部分でお米を冷蔵保存し、必要な時に操作1つで方法は精米していくことができます。
精米前の玄米も、精米後の白米も一か所で冷蔵保存できるため便利で、虫の発生など状態の劣化を最小限にできます。
山本電機
山本電機は福島県にあり、もともとモーターの開発製造をしてきたという歴史があります。
精米機には1982年に参入し、それ以降はモーターの技術力を生かしたラインナップを出してきました。
特に個性的な精米機としてはMICHIBA KITCHEN PRODUCT 匠味米 MB-RC52がなんといっても挙げられるでしょう。
有名な料理人である道場六三郎氏監修のもとこだわりの精米状態をプログラムによって再現し、料亭並みの味を家庭でも実現できるようモーターの回転機構には工夫がこらされています。
また精米モードが多彩なのも特徴で、2分から8分米までを含む10種類のモードを使いこなすことができます。
フレッシュモードで精米した白米を「再精米」することも可能です。
高いモーターの技術力を生かした精度の高い精米と、コスパを両立している優れものです!
精米機メーカーとしては他にも、新潟県に本拠を置く「ツインバード」や炊飯器などでも有名な「象印マホービン」、農機なども扱う「水田工業」など多くのメーカーが参入し、特色を競っています。
よりおいしく、健康的なお米を食べるという志向が高まる中、今後どんな精米機が出てくるか楽しみです!
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