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竹田の部屋

    コンバインの人気メーカーと機種まとめ

    投稿日:2021年11月25日

    本日の
    スタッフ
    岡野

     

    コンバインは収穫期に使用される農具で多機能なため(収穫・選別・脱穀などを兼ね備えて同時にしてくれる)、かなり大型のものも多く価格も高めです。
    新品で購入するのであれば200万円前後~大型のもので1000万円前後までが相場でしょうか。 ちょっとした乗用車より大型なのでこのくらいしてしまうのは仕方ないところでしょう。
    1年のうち数日しか使わない…ということの多いコンバインですが、特に広大な農地で大量の収穫を行う際は重要な役割を果たしており、「大量の収穫を、選別精度高く作業できる」方向へ進化してきました。
    狭くて複雑な形が多い日本の圃場に対応したものもどんどん登場し、精度がよく小回りの利くものへと進化してきています。

     

    コンバインが選ばれるポイントとは

     

    「普通型(汎用型)」か、「自脱型」か?

     

    コンバインが日本で使われだしたのは1960年ごろですが、当時のコンバインはいわゆる「普通型」コンバインでした。
    別名汎用型と言われるこのタイプは、稲だけでなく大豆や小豆、麦など色々な作物を収穫できるという利点がありました。
    その一方で稲の場合脱穀機を通す際の収穫精度が低く、出てきた稲わらもつぶれてしまうという欠点がありました。
    そこで日本で最もニーズのある「稲」「麦」など、穂をつける作物に特化した「自脱型」コンバインが国内で開発され、普及してきました。
     
    コンバイン選びにあたっては作物次第で、稲や麦に特化するなら「自脱型」、その他の大豆・そばなどにも幅広く利用したり、転作などをするなら「普通型」を選択するのが良いです。

     

    「刈り取り幅と作業スピードが基本性能」

     

    そして広さに応じたスペックのコンバインを選ぶことが次のポイントとなります。
    ここで言うコンバインのスペックの大半は2つのものに集約されます。
    「刈り取り幅」…横に何条(何列)を同時刈り取りできるかという目安です。 アベレージは3-4条ですが、耕地面積が広ければ6-7条のものが効率よくなります。
    「作業スピード」…脱穀や選別も含めて、どのくらい早く作業できるか…これはどのくらい早くコンバインが進めるかということに直結します。 指標としては「最高刈取速度」や「時間当たり可能な作業量」という形で表示されていることが多いのでこれを比較していきます。
     
    あとは安全性、耐久性、保守メンテナンス、操作性など自分が重視したいことと相性の良いメーカー・機種を選定していくということになります。

     

    コンバインの人気メーカーと代表機種

     

    イセキ(井関農機株式会社)

     

    特に稲などの収穫を前提としたコンバインで存在感を持つのがイセキです。
    イセキは愛媛県松山市に本店を持ちつつ東京に本社があり、全国展開している農機メーカーです。
    正式には「井関農機株式会社」で、1926年以来こちらも伝統があるので農機全体では国内2位のヤンマーに次いで、それほど劣らない国内シェアを誇っています。(海外より国内に強いブランドと言えます)
    また世界初の「自脱型コンバイン」の量産・投入に成功したのがイセキということも存在感の理由の一つと言えそうです。
    最近でも初の7条刈りコンバインを開発するなど業界を引っ張っている存在と言えます。
     
    青いボディで知られるイセキのコンバインは、現在では1-2条から7条タイプまで幅広くラインナップされていますが、特にオーソドックスなのは何といっても自脱型のHFCシリーズ(3-4条タイプ)でしょう。
    25-35馬力帯の3機種(HFC325.HFC331.HFC435)には「コンパクト全面刈り」が可能で、入り口・四隅・あぜ際でも手刈りの必要がありません。
    またフロンティアHFCの脱穀部は、サイズを超えた精度と能率を追求し最新技術を惜しみなく投入しているので、コンパクトな車体ながら、3条刈クラス最速の刈取速度を実現しています。

     

    クボタ

     

    クボタは日本のみならず世界でも第2位の売り上げを誇る日本一の農機メーカーです。
    創業は1890年と大変歴史もあり、「大出鋳物」として創業された同社は1990年に現在の社名(株式会社クボタ)となりました。
    売り上げは2020年時点で年商1兆8500億円と大変な規模なのですが、その7割近くが海外のもので日本の売り上げは3割に過ぎませんが、それでも国内の売り上げトップシェアである約35%を占めています。
    幅広い農機具ジャンルでトップ商品をリリースしていますが、コンバインにおいてもまたクボタのラインナップは幅広く、2条-6条刈りタイプのものを全12機種投入しています。
     
    クボタのコンバインならではの特色としては生産者負担を低減する工夫が盛り込まれていることで、刈り取りスタート時にワンタッチ操作できる「楽刈りボタン」や、刈り取り高さを一定に保つ機構である「楽刈りフィット」などが実装されています。
    クボタのシリーズの中でもオーソドックスで人気なのがDYNALITE NEOシリーズで、ER330N ER338N ER438N ER448NからなるこのシリーズはKSASと言われるサポートクラウドシステムにも対応しているのでまさに最先端のコンバインと言えるのではないでしょうか。

     

    ヤンマー

     

    ヤンマーは売上合計約7800億円(2020年)を誇る農機具メーカー大手で、世界ランキングでも5位に入っています。 ヤンマーディーゼルなどのテレビCMや天気予報などで覚えている方も多いと思います。
    創業はこちらも1912年と古く、もともとは「山岡発動機工作所」として運営していたのが紆余曲折を経て2013年に現在の持ち株会社である「ヤンマーホールディングス株式会社」を正式名称としました。
    元々発動機(エンジン)を専門としていたことからディーゼルエンジンの分野が強いという特徴があり、このことから同社のコンバインに代表される農機具は故障が少なく、また低騒音・低公害と言えます。
    ヤンマーのコンバインはかなりバリエーションに富んでいることも特色ですが、共通点として刈り取り部分を左右にスライドできるフィットスライド機能や、刈り取っていない部分の稲を倒さずに済む機構も付いているので「刈り残しなく進めていく」点では優れていると言えます。
     
    幅広い自脱型ラインナップの中ではやはり3-4条刈りの25-48馬力タイプが人気で、YH325A YH333A YH433A YH440A YH448Aといったあたりは高精度の選別と刈り残しの少なさにこだわった優良機種と言えます。

     

    三菱マヒンドラ農機

     

    三菱マヒンドラ農機は名前の通り三菱系列の、農業機械全般を生産・販売する会社で島根県に本社で、会社としては1980年に設立されたばかりです。
    しかしブランドとしての歴史はそれ以前から佐藤造機株式会社による「サトー」ブランドとしてよく知られており、戦後の高度成長期にはトラクターの分野でも次第に大型のものもリリースするようになっていきました。
    全体の特色としては耐久性と安全性をかなり重視したモデルが多く、またメンテナンスも手厚いので、古めの中古でも人気が出やすいメーカーの一つと言えるでしょう。
     
    三菱マヒンドラのコンバインは2-6条刈のタイプが「Vシリーズ」として投入されていていますがオーソドックスなタイプはやはり3-4条刈りで、V325A、V335A、V435Aなどが定番となっています。
    走行性能・刈り取り性能・脱穀性能・操作性能などをバランスよく兼ね備えたこのラインナップは幅広のハイラグクローラーで安定した走行ができることも特徴で、オープン機構によるメンテナンスのしやすさも強みと言えます。

     
    コンバイン、特に自脱型については国内メーカーのシェアが圧倒的に高いのですが、それぞれのメーカーの個性や「どのような便利機構が付いているのか」まで意識して選んでいくと良いと思います。

     

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