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農機具を高く売るためのコツとは? ポイントをわかりやすくチェック!!
更新日:2021年11月10日
- 本日の
スタッフ
工具買取店であるツールオフにおいて、ここ2年ほどで買い取りが急増しているジャンルの1つが「農機具」です。
農機具も広い意味での工具と捉えられることもあり、農機具の買い取りを積極的にしているお店は数多いのですが、工具以上に買い取り店によって査定額に差が付きやすい分野でもあります。
元々農機具は電動工具などより高価なうえ、状態を見極めるためのポイントも多めで、かつ季節により需要がかなり異なるのが農機具です。
今回は特に農機具ジャンルでも特にメジャーな耕運機・トラクター・田植え機・コンバインなどについて「どのような部分が買取価格を左右するのか」また「高く売るためのポイント」などをご紹介していきたいと思います!
農機具の買い取り価格を決めるポイントとは
基準となる値段は3つの要素で決まる
農機具に限りませんが、ハード(機械)製品買い取りの場合はまず、「元になる基準価格」というものを算出します。
これは「特に問題の無い中古品(新古品)であれば、どのくらいで市場流通するのか?」という目安(中古としての最大価値)のような価格で、新品価格よりは安いのですが会社によって異なります。
そこから「使用感」「消耗度」「機能低下」「需要の高低」などを加味して実際の買い取り価格を決めていくわけです。
農機具買取における3大要素としては
「メーカー・機種型番の人気度」(どれほど流通し、購入されているか)
「年式(新しさ)」
「馬力・スペック」
となっています。
農機具を売る側としてはこの3つをまず整理し、同じくらいのものがどのくらいで流通しているか(中古販売店やオークションなどで)を確認することが大切です。
「最低この価格~最大でこの価格くらい」という相場感を持つことが最低限可能になります。
ただこの流通(中古を買える)価格がそのまま買取価格になるわけではなく、当然買取店のほうもそれよりは安く買取らないといけないので、そこから先は「どこに売るか」次第になってきます。
農機具の状態を外見と中身で判断
機種別の「最大で○○円くらい」といった価格基準が出ると、その次に重要なものが「状態」です。
これは本当にピンキリで、ランク付けの段階もSランク~Eランクまで多岐にわたり、これにより同じ型番でも買取価格は10倍以上の価格差が出てしまうのが一般的と言えるでしょう。
ランク付けの要素になる「状態」は、いくつもありますが、大きく2分されます
1. どこまできちんと動くか
エンジンがスムーズにかかるかどうか、実際に運転して新品同様にどこまで動けるか、違和感がないかなど「機能が低下していないかどうか」という内部要素です。
当然(年式が)新しい農機具ほど新品に近い動きをするので有利なのですが、同じ年式でも運転時間(アワーメーター)はかなりまちまちです。
またアワーメーターが同じでも、当然日頃の使用・メンテナンスの質でスムーズに駆動するかどうかはかなりの差がついてくるものです。
査定においては実際に駆動の上、そうした「差のつく部分」を一つ一つ確認し、総合的なランク付けをするわけです。
2. 外見はどうか
中古農機具のランク付けにあたり、内部要素と並んで重視されるのが「見た目」です。
例えば汚れがひどかったり本体にへこみがあった場合はもちろん「買う人にとっての心証」はマイナスになるので流通価格も下げられてしまいます。
また傷やへこみ、ひどい汚れ、サビなどは同じ運転時間でも「どのくらい丁寧に扱って使用してきたか」ということについてマイナスイメージが付いてしまうものです。
「外見ではなく、中身(しっかり動くかどうか)の方が大切だ」という声も分かるのですが、外見はきれいに越したことはありません。
また忘れてはならないのが付属品の存在です。
農機具は年単位で保管されるため、アタッチメントや部品・説明書など、購入時についてきたものがきれいな状態で付いているかどうか…ということも重視されます。
できる限りなくさないよう、保管したいものです。
無視できない「季節要素」
農機具買取の際他の工具などと大きく異なる要素として「季節的に需要があるかどうか?」ということが挙げられます。
たとえば「今年の田植えが終わったらこの田植え機を売ろう」と考えていたとします。
ただ田植えシーズンが終了してから売りに出すということは、
「同じように売りたい人が増える時期」(供給↑)
「シーズンオフになるので買いたい人が減る時期」(需要↓)
ということになります。
買いたい人が減って、売りたい人が増える時期…ということで当然市場原理により価格は下落↓します。
逆にシーズン前であれば同じ条件でも、より高価買取↑が期待できるということになりますね!
農機具を売る場合はこうした季節要素も強く意識する必要があります。
農機具を高く売るためにできることとは?
まず基本情報から相場感をつかむ
手元の農機具を「売りに出そう」と考えた場合、まずするべきことは基本情報を整理することです。
これは「どのくらいになりそうか?」という相場検索をする際に必要にもなりますし、また買い取り店に農機具買取を申し込む際にも必要な情報です。
再確認して抜き出したい最低限の情報とは
〇メーカー…クボタ、三菱、ヤンマー、イセキなど
〇種類と型番(どのような農機具か、また正確な型番が何番なのか)
〇年式と購入年数
〇アワーメーター
になります。
下の2つは使用度を示す具体的な数字になるので、実際に流通している「同じ農機具」と比べやすいです。
これら最低限の情報があれば、(買い取り価格のもととなる)流通価格のイメージがつかめるので、それが出発点と言えるでしょう。
農機具を日常保管する際のポイント
今すぐではないものの将来的に「不要になったら下取り・買い取りに出そう(いずれにしても売る)」と決めている場合は、日ごろからちょっとした習慣があるか無いかで大きな違いが出ます。
〇定期的にエンジンをかける
農機具の中には、田植え機や耕運機などのようにあるシーズン以外はほとんど使わないもが多いですよね。
そこに落とし穴がありますし、逆に言うと差の付くポイントがあります。
エンジンは長期間かけていないと故障したり、かかりにくくなることが多いので、理想を言えば1-2か月に1度はかけておくことをお勧めします。
〇できる限り屋内保管を
環境によりやむを得ない事情もあるのですが、保管場所が屋外か、屋内かで劇的に状態の違いが出やすいです。
風雨に直接あたる場所に放置すると酸化の原因となるので、サビや水が内部に入ってトラブルになることにもつながります。
最悪ガソリンタンクに水が入る例もあるので、できる限り屋内保管したいものです。
〇消耗品の交換をしっかりとする
コンバイン・田植え機・耕運機など種別によって異なりますが、エンジン回りの消耗品は交換をまめにしましょう。
エンジンオイル・冷却水・不凍液など液体の消耗品をまめに変えることで、数年後の駆動にはそれなりに差が付きます。
またそれ以外にもエンジンフィルタなど、交換性の高い部品についても同じことが言えます。
〇使用後、まめに泥を落としてクリーニングする
農機具の場合、農繁期に連続して使うことも多く「数日以内に使うから、汚れているがそのままでいいかな・・・?」と、泥落としなどのメンテナンスを中々しない人も多いです。
やむを得ないケースもあるのですが、泥などをそのままにすると痛みや不具合の原因になることもあるので、シーズンの始まりや終わりだけでなくできる限り定期的には、汚れを落としておきたいものです。
売る前にしておきたいチェックと清掃
農機具を売りに出す直前に、改めて確認した方が良いこともあります。
買取の申し込みをする際「どのような状態か」予備情報として聞かれることも多く、また場合によっては売る前に対処することで価値を上げられる可能性があるからです。
しばらく使っていない農機具だったとしても、以下のようなことはしておいた方が良いでしょう。
〇エンジンなどの動作確認
エンジンを何回かかけ、スムーズにかかるかどうかの把握が最も大切です。
そのうえで全身や後退、簡単な進路変更ができることを確認しておけば安心です。
〇手続き面もしっかりと済ませる
ナンバープレートの付いた農機具を売る場合は忘れずに、ナンバー登録返還(解除)手続きを役所でする必要があります。
タイミングとしても処理前にナンバープレートを外して届ける必要があるのでトラクターなどの場合要注意です。
また、車体番号が判別可能であることを確認したうえでそれも控えておくと、買い取りがスムーズに進みます。
〇メンテナンスをした時期は控えておく
買取店の立場から言わせてもらえれば農機具の査定にあたって、メンテナンスの情報がはっきりしていないとその分弱気(慎重)な買取価格になってしまうこともあります。
例えば業者メンテナンスに出した時期、オイルやフィルターなどを交換した時期などをメモに残しておくと、消耗品としての度合いを確認できるので査定にプラスになることがあるのでお勧めです。
〇汚れは落としておきたい
泥などの汚れをそのままにして査定に出すのはお勧めできません。
汚れ以外にトラブルの遠因にもあり内部の状態も含めて悪いイメージが付いてしまうこともありますが、点検などメンテナンスを怠っている印象を持たれてしまう上査定自体もしづらくなるというデメリットがあるからです。
買取店は取引量が多く、販売力があるのがベスト
いかがでしたか? 農機具を高く売るために日ごろから意識した方が良いこと、また売る前にできることなどをできる限り農機具共通でお伝えできるようにしました。
そしてこれも農機具すべてに言えることなのですが、高く売りたい場合はやはり
「高く買ってくれる店をしっかりリサーチして探す」
ということが仕上げとして大切です。
お勧めとしてはやはり流通量が多く・販売力もある会社がお勧めとなります。
理由は農機具以外にも言えるのですが、量が多いことで相場感に鋭く、ぎりぎりまで高く買ってくれるための「商品知識・鑑定眼」が育っていることが多いからです。
また全国ネットや海外などで販売力が高ければ、その分高価買取にもつながります。
そのうえで輸送コスト(売る際の送料など)負担が少なければ、言うことはないと思います。
ツールオフでは、買取った農機具のメンテナンスや取り扱いについて外部業者に発注せず、自社内で買取、整備、メンテナンスまで完結できることで買取金額をより強気なものにしていくことが可能です。
ぜひご検討いただければ幸いです!
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