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竹田の部屋

    TOTOのウォシュレットの特徴と歴史

    更新日:2022年4月28日

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    ウォシュレットにおける歴史と伝統とは

     

    水回りメーカーとしてのTOTOの歴史

     

    「TOTO」というとトイレの便器、ウォシュレットなどはもちろんお風呂に設置するバスタブなど、水回りでよくロゴマークを見かける会社ですよね。
    そして比較的カラーは白く、陶器のような表面を持つ製品が多いとイメージが残っていると思います。
    「TOTO」は文字通り「陶器」から言い回しを取った会社で、創業時の名前は「東洋陶器」と言います。
    ※何となく今の社名も納得ですね・・・

     

    創業されたのは1917年で、当時存在していた森村財閥の一環を担う存在として陶器と、その技術を活用した生活用品の生産に携わっていきました。
    食器などの生産もしていたのですが生活用品としては主に衛生陶器(浴槽や洗面台、便器など水回り用品)の生産に力を入れます。

     

    現在のTOTOロゴの使用を開始したのは1969年で、その前後には食器生産から手を引き、トイレをはじめとする衛星容器を収益の柱とします。
    ユニットバスを初めて発売したのは実はTOTOなのですがこうしたこと以外にも1980年代には画期的なシャワー式トイレ「ウォシュレット」を販売し、初代のものは現在では「機械遺産」に指定されるほどのヒットとなります。
    現在ではトイレや洗面台などの衛生陶器では約6割と、ダントツのシェアを誇っています!

     

    TOTOにおけるウォシュレット発展の歴史

     

    TOTOが初めてのウォシュレットを発売したのが1980年のことですが、それ以前からTOTOは技術的に模索をしており、1964年に「アメリカン・ビデ」社から「ウォッシュエアシート」を輸入したのが関わりの初めとされています。
    これは医療用の製品だったのですがTOTOではこれを一般生活用として国産化することを計画します。
    お湯の温度や当たる角度の安定化など、いくつもの課題をクリアして1980年に発売にこぎつけた形です。

     

    1982年には「お尻だって、洗ってほしい」というキャッチフレーズのCMが流れ一気に知名度が上がります。
    その後、直接お尻を洗うという習慣とともにウォシュレットが普及していくには時間が必要だったのですが、その後のバブル景気で高級志向のトイレが求められていきます。
    1987年には「究極のトイレ」をコンセプトにした「ウォシュレットQUEEN」が登場。
    1990年代にはバブルは失速しますがホテルやレストランなどの公共施設でウォシュレットの普及は急速に広がり、1998年にはウォシュレット全体の累計販売台数が1000万台を超えるなど本格的にウォシュレット需要は高まりを見せていきました。

     

    1993年にはウォシュレットと一体型になった「ネオレストEX」を発売し、1999年には水量をそれまでの3分の1に抑えつつ効率的に洗うための「ワンダーウェーブ洗浄」を開発し製品に搭載。
    TOTOはウォシュレット業界で技術・シェアで抜きんでた存在としてリードしていく存在となります。
    その後はウォシュレットも便座の暖房機能・蓋のオート開閉・脱臭機能など求められる機能が多様化・高機能化していきますがTOTOは常にその先端に立ち、「瞬間暖房便座」「きれい除菌水」「オートパワー脱臭」など画期的な新技術を次々と導入。
    2011年にはウォシュレットの出荷台数が3000万台を突破するなど、今では日本のトイレになくてはならない企業になったと言えるでしょう。

     

    TOTO製ウォシュレットの特徴・強みとは

     

    TOTO製ウォシュレットの特色

     

    TOTOは水回りの製品を総合的に扱っているので総合電機メーカーというほどではないのですが、トイレの分野では非常に高い知名度・シェアを持ち、ウォシュレットでも最大のメーカーと言ってよく、技術的にも極めて高いです。

     

    TOTO製ウォシュレットの強みはいくつもあるのですが、
    〇きれい除菌水で匂い・便器・ともに対策をしてくれること
    〇クリーン樹脂を採用しているのでウォシュレット自体が汚れをはじきやすい
    〇形状も掃除しやすいように段差や凹凸を極力なくしたフォルムを採用
    〇「エアインワンダーウェーブ洗浄」により、少ない水量でも洗いごたえのある洗浄機能を実現
    〇自動電力セーブをするのでコスパ対策にもなる
    といったものが主に挙げられます。

     

    もちろんウォシュレットにはハイモデルからスタンダードモデルまで多彩にあるので、上記の機能は機種によって「どれが付いているか」異なるのですが、機種によってこうした清潔感や快適さを提供してくれるメーカーとして、TOTOはナンバー1と言っても差し支えないと思います。

     

    TOTO製ウォシュレットの集大成シリーズ2選

     

    TOTOのウォシュレットでは多彩なシリーズがあるのですが高機能で知られている定番シリーズは以下の2つです。

     

    ●「ネオレストX」シリーズ…
    同社のラインナップでは「ハイモデル」と言える存在で、デザイン性に優れインテリアとしても人気があります。
    オート開閉や着座センサーによる自動洗浄などで高齢者の方などにも負担を軽くしてくれる仕様がうれしいですね。
    また停電時でもある程度は洗浄してくれるよう設計されているので何かあったときにも安心です。
    多くの高機能が付いた「痒い所に手が届く」シリーズと言えます。
    特に高齢の方がいる家庭では安心して使用できるタイプではないでしょうか。

     

    ●「レストパル」シリーズ…
    レストパルは上位のレストパルFも共通して掃除などの手入れがしやすい…というのが最大の特色です。
    またキャビネット付きで収納力が高いのでトイレ内がスッキリしたスペースになるのもうれしいで、比較的広さにゆとりのないトイレであっても設置しやすいと言えます。
    このシリーズには洗浄方法の多彩さや着座センサーなど、小回りの利く機能もかなり詰め込まれています。

     

    TOTOについては上記のハイモデル2シリーズ以外にも、10万円前後で入手できるスタンダードモデルとして「S型」が人気を博しています。
    いずれも共通機能として本体のワンタッチ着脱やノズル掃除機能、やわらか洗浄やビデ洗浄、オートパワー脱臭や着座センサーなどオーソドックスな機能をしっかり搭載しているので手軽に購入・設置できるコスパの良いモデルとして普及しています!

     

    TOTOはウォシュレットの中では群を抜いてシェアが高い企業なので、最低限の機能を求めるか、それともニーズに応じて快適さ・安心感を高めるかに応じて選択肢がとても豊かなのが強みと言えるでしょう!

     

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