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このレンチを使う職人さんは?
更新日:2021年11月10日
- 本日の
スタッフ
こんにちは!
八王子店店長竹田です!
ツールオフスタッフにたまに出してみる問題です。
竹田「これは片口メガネレンチですが、これを買う人は何屋さんですか(´・ω・`)?」
この質問で即答できるツールオフスタッフはいるのでしょうか・・・(+_+)
割と難問のようです。
正解は「鉄骨の鳶さん」用です。
鉄骨のボルトをシャーレンチやインパクトレンチで閉めようとすると、逆側が一緒に回転してしまう事(共回り)があります。その共回りを止めるために、逆からこのレンチで食い止めます。
とても単純そうな工具ですが、かなり計算されて作られていますので見ていきましょう(^^)
まず、片口がメガネというのがポイント。
「両方メガネの方が、一本で2サイズ締められるから便利じゃないか!」
と思うかもしれませんが、鉄骨の建物は普通、一つの建物に同じサイズのボルト使うので、とりあえず手元に一本あれば十分なのです。
「オープンエンドの方が楽じゃないか!」
と思うかもしれませんが、高所でオープンエンドレンチを使っていて、もしレンチがボルトから外れてしまったら怖いですよね。
「なんでオフセットしているの?」
と思うかもしれませんが、鉄骨の場合、一カ所にたくさんのボルトを締めるのでオフセットしていないと、隣のボルトが邪魔して作業が出来ませんね(+_+)
「じゃあ、こっちの尖ったのは何?危ないじゃないか!」
と思うかもしれませんが、この部分を目合わせと言って、ボルトを入れるとき、穴がずれてボルトがさせない場合は、これを刺してテコの原理で目を合わせることが出来ます。
片口メガネレンチは高所で使用するため、チタン製の非常に軽いモデルが存在します。
チタンは鉄の比重の6割程度ですが、硬さはほぼ一緒です。
ですが、チタンは非常に高価な素材ですので、新品で買ったら鉄のレンチの10倍以上の値段です(+_+)
たかがレンチですが、この形は全ての機能を詰め込んだ最適解なのですね(・ω・)ノ
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