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竹田の部屋

    ホンダの耕うん機の特徴と歴史・伝統とは

    更新日:2022年1月13日

    本日の
    スタッフ
    岡野

     

    ホンダにおける耕うん機の歴史と伝統とは

     

    農機具メーカーとしてのホンダの歴史

     

    ホンダ(本田技研工業)と聞いて思い浮かべることとしては、オートバイの販売台数世界一の名門なので、まずバイクが頭に浮かぶ…という人も多いのではないかと思います。
    1948年、戦後まもなくに本田宗一郎氏によって創業された同社は、他の大手農機メーカーと比べると決して歴史は長くはありませんがその開発への意欲・前向きな企業理念から存在感は抜群にあります。
    1950年代に乗りやすいスーパーカブを発売したり、海外ではマン島TTレースへ出場したりなど話題性も高まった同社ですが、この時期に汎用事業として初の耕うん機を発売するなど、エンジンに関する高い技術力を農機の分野へも生かしていきます。
    高度成長期を経て1980年代には世界初のカーナビシステムを発売するなど存在感を発揮したホンダはバイクなどの2輪だけでなく自動車・トラックなど4輪自動車分野でも業績を伸ばしていき、現在でも燃料電池自動車など次世代自動車開発などで業界をリードする存在です。

     

    ホンダにおける耕うん機開発の歩み

     

    創業以来ホンダはオートバイや自動車のみならず、自社製の汎用エンジンを生かした分野への進出を進めてきました。
    そんな本田のもう一つの顔が、エンジンに関する高い技術力を生かした小型農機メーカーとしての顔です。
    1953年に汎用事業の開始を宣言したホンダは、農機用エンジンH型を開発。
    それを生かした耕うん機「F150テーラー」を、1959年に発売します。
    それまで常識だった動力をベルトで伝えるスタイルではなく、エンジンとミッションが一体という画期的なものでした。
    まだトラクターなどの大型自動農機具がそれほど普及していなかった時代、「小さくてもバリバリ働く」ことをコンセプトに開発されたこの耕うん機はコンパクトな農地も多い日本独自の環境にマッチしたこともあり、大人気となります。
    その後もこれを小型化したF60・わずか37kgしかないF25や、V型ディーゼルを採用したF90なども登場します。
     
    その後1980年代には「F200 こまめ」が登場。 エンジンをクランク縦置きに変更した同機は初心者でも扱いやすいようにというコンセプトで派生機も増やし、F220などヒット商品を連発していくことになります。
    今世紀に入ると最小であるわずか17kgしかない入門機「FG201」や、フロントローターを採用した安定機である「サラダ FF300」などの系統も登場。
    狭い家庭菜園から少し広めの耕地まで、それぞれに対応する系統コンセプトを充実させていきます。
    現在では以前の「こまめ」からモデルチェンジされた「ピアンタ」を主流に、小型のものは「プチな」、大型のものであれば「サ・ラ・ダ(FF300)」「ラッキー(FU655)」「ラッキーボーイ(FU755)」などもあり、用途に応じて選んでいくことができます。
     
    そした農機具メーカーとしてのホンダは芝刈り機のシェアについては実は世界1位で、発電機、除雪機、小型耕うん機については国内1位を取っていて、「耕うん機を含む特定分野の農機」では圧倒的な強さを発揮しています!

     

    ホンダ製耕うん機の特徴・強みとは

     

    妥協を許さないホンダ製耕うん機のコンセプト追求

     

    ホンダというと、「不可能を可能にする」というあくなき開発のスピリッツ、言ってみれば精神論を切り口に特徴が語られることも多いのですが、それが実際にどのような形をとって表れているのか…という所に着目しましょう。
    ホンダでは耕うん機など二輪・四輪以外の事業を従来から「汎用事業」と呼び、第3の柱とするよう力を入れてきました。
    ホンダ本来の強みであるエンジンの高い技術力を生かした事業…ということになりますが、耕うん機をデザインするにあたり最も重視したコンセプトが「小さくてもバリバリ働く」というフレーズです。
     
    パワフルなエンジンを搭載すれば作業ははかどるものの重くなり、入門者や女性など慣れていない人は苦労する…というのが常識だったのですが、それをできるだけ打破するためエンジンの配置をバイクのようなクランク横置きから縦置きに変更。また動力伝達をベルトなどを介さずにミッション一体型としたことで泥などの影響もうけづらくなり、重心も安定して力をかけやすく(扱いやすく)なるという設計思想でした。
    最も小さいモデルではわずか17kgという重量の「プチな」が有名ですが、赤いボディを持つホンダ耕うん機全体として「小型・軽量・その割にパワフル」という持ち味が他メーカーと比較してもあるのは間違いありません。
    ※小型耕うん機の分野では国内シェアトップです。
     
    またここから派生する形で耕うん力を強化したのが「サラダ」で、「同軸正逆転ロータリー」の採用により本体の浮き上がりを抑えつつ深く耕せるという性能重視型です。
    それと逆に軽量化だけでなく、ハンドルの折り畳みや片手で運搬できるキャリーハンドルの実装など「徹底したコンパクトさ、使いやすさ」を追究した「プチな」シリーズなど、ベースとなった「コマめ」シリーズから派生する形で、求められるコンセプトに応じたシリーズ選択ができること、またシリーズごとに技術の粋を尽くしてその強みを徹底追及していることがホンダの耕うん機ならではの特色と言えると思います。

     

    ホンダ製耕うん機の集大成であるピアンタ

     

    代表的な小型の耕うん機としては2009年に登場した「ピアンタFV200」があります。
    エンジンも以前こまめシリーズで採用されてきたSVエンジンがOHVエンジンに置き換わり、燃費とクリーンさにおいて向上しているのですが、さらなる扱いやすさを追究して開発されたのがこの「ピアンタ」シリーズです。
    使用機会が頻繁でなくても扱いやすく、煩雑ではないように「カセットガスを燃料とする」ことで補給・保管の問題を大きく解決。
    ※ポイントはカセットガス式でありながらもホンダならではの強力なエンジンパワーがあり、力強く耕すことができるということです。
    「ピアンタ」はコンパクトな小規模農園や家庭菜園、また週末のみの作業であっても使いやすいように…という想定で最適化され、耕幅は外爪取り付け時に35cm、内爪のみは20cmとかなり小回りの利くタイプです。
    また保管場所を汚さないという配慮からキャリーボックスや、手押しで移動できる車輪を標準装備するなど、車載や保管、そして現地までの移動に最大限配慮された優れものです。

     

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