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ガス給湯器のご家庭に合った選び方とは
更新日:2022年10月25日
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目次
ガス給湯器を選ぶ際の考え方
給湯器というと、「石油」「ガス」「電気」の3つを動力源にしているものに分かれます。
その中でもガス給湯器は比較的各社・各機種で共通している機能が大きく、逆に言うとメーカー独自のオリジナル部分は少なめと言えます。
また品番を見ても同じメーカーのものでもかなり複雑で数が多いため、選ぶ際に何となく見て行っても混乱してしまう人も多いと思います。
そこで給湯器を選定していく際には、下のような順番で考えていくと迷いにくく、絞り込みがスムーズにいくかもしれません。
動力源のタイプを3つから選ぶ
まずそもそも「ガス給湯器で本当に我が家は適切なのか?」という情報整理は土台として、しておきたいところです。
給湯器は何を動力にするかで3つのタイプがあります。
●ガス給湯器…都市ガスやプロパンガスを原料にお湯を沸かします。
●電気給湯器(温水器)…電気で温めるので配線工事不要ですがお湯を沸かしたり、ためたりに時間がかかります。
●石油給湯器(ボイラー)…石油バーナーでお湯を沸かします。比較的寒冷地に多いです。
もちろん家庭用であればガス給湯器が最も普及しているのでお勧めです。
しかしオール電化の家だったり、プロパンガスしか使えずそれが不便であったり、また寒冷地だったりと目的・環境によっては別タイプの方でメリットが大きいので、まずはそこを決めることでしょう。
屋外設置場所のタイプを選ぶ
ガス給湯器に決めたとして、いよいよメーカーや機種を絞っていく際には、基本的に「屋外スペースの都合」から考えた方が早いという人もいます。
置けるスペースの都合で使える機種が左右・限定されてしまうことが多いからです。
戸建てであれば屋外に取り付ける本体は大きく「壁掛けタイプ」「地面据え置きタイプ」の2つがあり、また浴槽のそばで壁を挟んで設置するタイプもあります。
集合住宅であれば置き場所はベランダ、パイプスペース(玄関横)、アルコーブなど定められていることが多いものです。
まずは「そこに設置できるタイプ」を選んでいく必要があるわけです。
号数(パワー)と追い炊き機能の有無を判断する
次に家族人数などをもとに「号数」を決めていきます。
これは端的に言うと1分に何Lのお湯を沸かせるかという数値で、給湯器のパワーを示しています。
最も使われているのは16号、20号、24号で、給湯器の品番の一部になっているのでそこから確認することも可能です。
※多くの場合、品番の数字部分の一番左側の2桁の数字を拾えば良いようです。
大体20号が2-3人暮らしでちょうどいいと言われていて、一人暮らしなら16号、4人以上の家族であれば24号を設置する人が多いようです。
この「号数」は価格にも直結してくる基本スペックです。
また一度さめたお風呂の水を再び加熱してくれる「追い炊き機能」があるか無いかということも、設置工事の範囲を左右する重要ポイントなのでこれも先に決めておきたいですね。
※追い炊きがない場合は単にお湯を出すだけということになりますが、給湯+新しく入れる際に自動湯張りをやってくれるタイプも存在します。この場合は高温のお湯を足して全体の温度を高めてくれる形になります。
「エコジョーズ」を導入するかどうかを決める
給湯器の場合
電気給湯器であれば「エコキュート」
ガス給湯器であれば「エコジョーズ」
というように、メーカーを問わず省エネ・高コスパを図れる機種があります。
それらの機種を導入すれば月々の電気代・ガス代については節約可能です。
(ガスの使用量は約15%節約できる、と言われています)
反面設置時の費用は高くなります。
目安として低下であれば8万円前後高くなると言われています。
機種自体が高いこともありますがドレン排水などの設備や接地場所が必要になり、その分工事費用がかさむ場合もあります。
※また故障率も若干ですが高くなると言われています。
従って初期費用と月々のコストを比較して「どちらが得をするのか?」ということを考えて決めるということになってきます。
判断材料として長く使っていくのであればやはりエコジョーズにメリットがありますし、転勤やコスト面の都合があればそうでないものの方が良いかもしれません。
あとは、前述したようにメーカーやシリーズごとに細かい機能やおまけ機能が色々と存在するのですが、まず最初に上記を整理してある程度候補を絞ったうえで、そうした部分を最後にメーカー比較などして決断する…という形が良いと思います。
ガス給湯器のメーカー選びをどうするのか
ガス給湯器はメーカーが多いのですが、信頼性が高いメーカーは
〇リンナイ
〇パロマ
〇ノーリツ
〇パーパス
の4つであると言われています。
大雑把ではありますが各メーカーの特色・強みと、どのような人に向いているか見てみましょう。
リンナイ
特長
〇熱効率の高さが向上(80→95%、追い炊きでも92%)し、省エネになっている
〇全体に技術力が高いので同機能でも業界最軽量クラス
〇耐久性は高い。保証も申請で1→3年に延ばせるので、メーカーとしての自信もあり
こうしたことから「故障を起こさない」「省エネを図りたい」というニーズが高い人には有力な選択肢です
パロマ
特長
〇湯温の細かい調節機能に優れている
〇36度以下の「ぬるま湯」にも対応して出してくれる
〇操作により急に水が冷たくならないなど、体に優しい仕様がある
こうしたことからぬるま湯を使用したり、高齢者さんのいる家庭などにも向いているのがパロマと言えます。
ノーリツ
特長
〇電気とガスのハイブリッド給油システムを採用している機種がある(片方が急に止まっても対応可能)
〇ヒートショック対策(突然熱いお湯が出てストレスを受けないようにする)
〇のぼせ対策(入浴時間をセンサー管理し警告)
〇気づきの遅れ対策(浴室モニター機能で視覚的に風呂場の様子が分かる)
〇UV除菌機能(使用後のお湯もきれいに保つ)
〇スマート配管クリーン機能(自動で配管をきれいにする)
〇マイクロバブル浴(お肌をきれいにする)
色々細かい機能がついていますが、元々風呂釜のメーカーだったことがあり同じ給湯器でも「お風呂場の過ごし方」に重点を置いています。
どの特色もすべての機種についているわけではなく機種による使い分けということになりますが、高齢者さんのいる家庭でお風呂場に安心感を持ちたかったり、お風呂の水質などにこだわりたい人にはかなり相性の良いメーカーと言えます。
パーパス
特長
〇リモコン経由で消費カロリーや体脂肪率などを測定できる
〇半身浴モードが付いている
パーパスは日本で初めてエコジョーズ対応製品を販売したメーカーです。
他にはない特色というと数はないのですが、健康関係のユニークな機能が多いので健康志向の高い人にはいいかもしれません。
4大メーカーの特色を大雑把に比較してきたので、どのメーカーにするか参考になれば幸いです。
ただ、給湯器については(他の住宅設備品と比べると)比較的機能や役割は共通点が多く、「お湯を沸かして供給する」という点は同じです。
逆に独自性の部分はそれほど多くなく、その意味で「このメーカーにしたから良かった、悪かった」という向き不向きはそれほど強く意識する必要はないかもしれません。
給湯器については品番やカタログも複雑なことが多く、一見して性能比較や分類がしづらいのですが、このページが少しでも給湯器選びのお役に立てれば幸いです。
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