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竹田の部屋

    東芝のエアコンの特徴と歴史

    更新日:2022年4月26日

    本日の
    スタッフ

    エアコンにおける東芝の歴史と伝統とは

     

    総合電機メーカーとしての東芝の歴史

     

    東芝というと20世紀の日本の躍進を支えてきた、わが国を代表する総合電機メーカーといったイメージをお持ちの方も多いと思います。
    東芝は歴史も大変古く、母体である「芝浦製作所」が設立されたのは1873年のことで、「東洋のエジソン」と言われた田中久重氏の創業によるものです。

     

    その後本格的な電機メーカーとして成立するのは1939年、東京電気との合併により「東京芝浦電気株式会社」が発足し、現在の「東芝」はその略称が1984年に正式名称として採用されたという訳です。

     

    東芝の知名度・存在感が高まったのはやはり戦後のことで、家電普及ブームに乗るだけではなく先駆者として引っ張る存在となっていきます。

     

    日本初の蛍光ランプや電気洗濯機、電気冷蔵庫、電気掃除機などは軒並み東芝が世に送り出し日本人の生活・家事を大きく変えていったものと言えるでしょう。

     

    21世紀に入り「東芝グループ」は従来のイメージである「白物家電」のみならずPCやテレビなど、幅広いジャンルで世界初を含む製品をリリースし、日本のみならず世界の電機業界でも知名度の高い存在となっています!

     

    東芝におけるエアコン発展の歴史

     

    東芝が初めてエアコンに関わったのはかなり古く、戦前の1935年にエアコンの前身である冷房機「芝浦ルームクーラ」を発売したことに始まります。

     

    戦後になると各社がクーラーの開発・発売に着手しますがその中でも東芝の動きはかなり早く、1953年に業界で初めてのウインド型(窓型)エアコン「RAC-101」(1馬力)を発売し、業界をリードしていきます。

    その後電力事情が大きく改善した1961年には家庭用として世界で初めて、スプリット型(=セパレート型)エアコン「CLU-71」を発売します。

    室内の冷却器と外にある室外機が分離し、双方を壁越しに配管でつなぐという現在にも通じるシステムはここに始まってと言え、これにより室内の見た目の向上や振動・騒音で悩まされることも無くなる画期的な進歩でした。

     

    その後エアコンの室内機をコンパクトにしていくトレンドが生まれますが、東芝は1978年に奥行き僅か12cmの業界で最も薄型のエアコン「RAS-185SKV」を発売。この薄型記録はいまだ健在です。

    1981年には電気集塵機を利用した空気清浄機能搭載のエアコンを業界で初めて発売するなど、エアコン業界をリードし続けていきます。 これはタバコのにおい・汚れなどにも対応できることで好評を呼びました。

     

    そんな東芝のエアコンが一つの集大成に達したと言えるのは1998年、業界初となるプラズマ空気清浄を搭載したエアコン「大清快」RAS-285BDRを発売したことではないでしょうか。

    空気の汚染や清浄さに対する意識が高まる中、最大14畳まで清浄可能という高い性能を持つ本機種を皮切りに、東芝のエアコンは新しい段階に入ったと言えます。

     

    その後も自動清浄機能(メンテフリー)や内部清浄機能の高い機種をリリースするなど、清浄性に重きを置く進化を見せてきた東芝のエアコンですが、ここ数年の最新モデルでは容量可変型コンプレッサーの搭載で無駄なエネルギーを消費せず運転するなど、エコ・省エネという観点でも優れた評価を受け続けています!

     

    東芝製エアコンの特徴・強みとは

     

    東芝製エアコンの特色

     

    東芝はなんといっても電機業界の老舗で、エアコンにおいても「業界初」の機能を連発してきただけあってユーザーからの評価が大変に高く、総合力のあるエアコンを擁しています。
    またバランス的に見ると、どちらかというとあまりこまごました機能を複雑に詰め込まず、その分価格も比較的安めで「コスパが良い!」というモデルが多数あります。

     

    しかしそんな中でも機能的に東芝ならでは、というエアコンの特徴は大きく「空気清浄機能」と、「無感風冷房」の2つにあると言えるかもしれません。

     

    特に花粉の季節にはうれしい「プラズマ空清」機能は大気中の花粉やほこりなど、細かいものまで効率よくキャッチすることができます。(機種によっては空気の汚れの状態も検知してランプで教えてくれます。また「空気清浄のみ」といった単独運転も可能なところがポイントで、その場合は電気代も1時間1円を切るほど安く経済的です!)

     

    そして捉えた汚れ・ゴミについては東芝独自の「楽ダストボックス」機能で掃除機のノズルをエアコン本体に差し込むだけで簡単に掃除できるという機種もあり、負担も軽いですね!
    東芝のエアコンはフィルター集塵ではなく「電気集塵」という方式を採用している関係上、フィルターが不要で定期的な交換・掃除の手間が省けるというのも大きいです。

     

    東芝製エアコンの集大成、大清快シリーズ

     

    東芝で最も知名度が高い代表モデルと言えば、何といっても「大清快シリーズ」でしょう。
    これらは共通して上記の「プラズマ空清」機能が備わっているので、埃はもちろんのこと花粉・ウイルスなどの微細な粒子も除去していくことが可能です。

     

    そしてその機能をベースに機種によってさらに、

     

    〇体に負担をかけない無風感冷房、
    〇睡眠時に細かい調整をしてくれる快眠タイマー
    〇掃除機だけで手入れができる楽ダストボックス
    機能などがついています。

     

    シリーズとしては全部で6つあり(2021年現在)、寒冷地モデルである2種類を除くと4つのうちH-DTシリーズ、G-DTシリーズの2つがハイモデルと言えるでしょう。
    これらにはプラズマ空清はもちろんのこと、「足元狙って暖房」「無風感冷房」そしてAIによる「風質コントロール」も備えています。
    他社のハイモデルと比べて煩雑な機能はそれほど多くないのですがコスパも良いです。

     

    またスタンダードと言えるのはG-R、G-Pの2シリーズで、
    プラズマ空清・マジック洗浄熱交換器・セルフクリーン(内部乾燥)の3つの機能については共通で抑えつつ、G-Rはフィルターお掃除機能で内部のきれいさにこだわっており、G-Pはお掃除機能がついていないモデルになります。

     

    東芝のエアコンは空気の清浄さや、煩雑過ぎずコスパの良い機種を求めている人にとっては有力な選択肢と言えると思います!

     

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