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重機を高額で売るためのコツとは
更新日:2022年4月26日
- 本日の
スタッフ
ツールオフでも重機は、年間を通じて買い取りのご相談があるジャンルの一つです。
高額なため件数はすごく多い…という訳ではないのですが、特に買い取りの多い季節は存在せず年間を通じてコンスタントに相談をいただきます。
※ただどちらかというと、会社の決算期前後にご相談が多いようです。
一口に重機と言っても定番のフォークリフトから油圧ショベル・ホイルローダー・ブルドーザーなど様々なものがありますが、購入時に大変高価なこともあり「ちょっとした違い」で買い取り価格に目に見えて差が付きやすいと言えます。
今回は、重機について少しでも高価買取してもらうには…?という切り口でお伝えしていこうと思います。
目次
高価買取されやすい重機の共通点とは
どのくらい古くても買取可能?
「どのような重機が高価買取されやすいの?」という疑問に対する一番の答えは何といっても、
「新しい方が高く買い取ってもらえる!」
というものでしょう。ある意味当然と言えます。
問題は、どこまで古めでも買取可能かということです。
重機・建機は高い分、長期間使用を続けることが多い機械です。
そのため多くのお客様から古めの重機については買い取りの相談をいただき「こんなに古くても大丈夫…?」といった頂くことになります。
何年くらいまでの重機なら買い取りできるのか…?といった疑問についてなのですが、
結論から言うと、20-30年前の古い重機であっても、よほど難ありの状態でなければ買い取りすることが可能です。
もちろん価格については状態などによるのですが「買取可能」ということであればこのくらいは大丈夫です。
※状態が良ければもっと前の年式でもお買取が成立しています。
「なぜ、古い重機でも買い取り可能か?」ということについては理由が大きく2つあります。
〇古いものは日本の需要が無くても、輸出して海外での需要がまだまだあるから
〇パーツ単位で価値があり再利用できるから
というものです。
また、ただ古いというだけでなく「壊れてしまって不動」という場合でも多くは買取が可能です。
年式と同じくらい影響を及ぼすものは?
一番大切なのは「年式」(=新しさ)ということをお伝えしましたが、ではその次に査定者がみてくる「査定ポイント」はどこなのでしょうか?
これも結論から言うと(ついていればですが)「アワーメーター」(=走行時間)になります。
アワーメーターはすべての重機・建機についているわけではありませんがホイールローダー・油圧ショベルなどほとんどのものには搭載されています。
簡単に言うと「運転時間(=エンジンをかけていた時間の合計)」ということになるのですが、これが少ないほど消耗しておらず、多いほど使い込んでいる…ということになります。
そこで、
「年式が新しい割にアワーメーターが多い」
「年式が古い割にアワーメーターが少ない」といった判断をして買取価格の基準を上下しているということになります。
それではアワーメーターはどの程度のものまで買取ってもらえるのか?というと、
買い取り自体は状態が良かったり、需要の高い機種であれば4000時間台でも十分に買い取ってもらえます。
※農機などでは1000時間を越えると買取価格がぐっと下がってしまうことも多いのですが、建機・重機は農機ほど劣悪な環境ではなく耐久性も高いので、かなり使っていても大丈夫です。
もちろん重機のアワーメーターが1000時間か、それを切っているのであればなお高価買取が可能となります。
「使用感」は、ここで見られる!
重機を買い取ってもらう際、査定ポイントとして見られるのは
第一に年式(機種がどの程度古いか)、第二にアワーメーターということをお伝えしてきました。
その次に査定に影響するポイントは何かというと「使用感」ということになります。
よく中古品の商品説明にも「使用感」という言葉は登場してくるのですが、もちろん使用感がないほど高額査定が期待できます。
重機における使用感をどこで判断されているのかというと、もちろんいくつかあるのですが
〇ボディの塗装の剥がれやさび、へこみなど
〇タイヤやキャタピラなどの割れやつぶれ、その他劣化
〇アタッチメント部分のすり減りなど消耗度
〇エンジンのかかりのスムーズさやエンジン音
〇シリンダーや油圧部分などのスムーズな動き
〇地面と接する部分の汚れ・擦れ
〇バッテリーの状態(消耗度)
などが挙げられます!
いずれも日頃の保管方法や使用後のメンテナンスなど、普段使いが左右してくる部分でもありますので気を使いたいところですね。
意外なところで買い取り価格を左右する要素とは
また、重機の種類によっては「こんなことが査定金額を左右されるの?」というポイントもあります。
もちろん業者さんによって考慮したり、しなかったりということはあるのですが、たとえば
〇エンジンオイルや作業オイル、冷却水など完全な状態かどうか
〇説明書がそろっているかどうか
〇購入時にバケットやブレーカーなどのアタッチメントが付いてきているのであればそれが保管されているか
〇塗装し直されているかどうか(塗装し直すことでプラスになるとは限らず、海外の場合逆効果になるケースも)
〇ついているバケットの種類(標準のものは高評価の傾向あり)
〇汚れが付いているかどうか(洗車で落ちるレベルの汚れがついているかどうか)
〇「特定自主検査」を受け、そのシールが本体に貼ってあるかどうか
などなどです。
ここに挙げたことは必ずしもすべての業者さんが考慮するとは限りませんが「あるに越したことはない」ポイントと言えるのでクリアできるものはクリアして、査定に臨むといいはずです。
重機を、少しでも高く買い取ってもらうためには
日常的に買い取りを意識してできることとは
長年使った重機・建機を買取してもらおうということになった際、そこから慌てて何とか「少しでも高く買ってもらえる取り組み」を始めても限度があります。
使用感などの評価を左右するにはやはり「普段からの手入れやメンテナンス」の取り組みが大きいのは言うまでもありません。
では具体的に、どのようなことをすれば「長い目で見て価値が違ってくる」のでしょうか?
例えば以下のようなことが挙げられます。
〇エンジンをまめに切り、アワーメーターをむやみに増やさないようにする
〇使用後、汚れた部分の泥などは洗車してできるだけ落とす(ついたままだと錆や剥がれになる場合有り)
といったことは使用の都度することで大きな違いが出てきます。
またそれ以外にもある程度定期的に
〇オイルや冷却水の補充・交換などをしっかりする
〇可動部のグリスアップ
〇塗装の剥がれがひどい場合は塗装し直す
〇できれば一年に一度「特定自主検査」を受けておく
〇劣化の激しいパーツが出てきたら可能なら交換する(タイヤやキャタピラ部など、特に接地部分)
といったことが挙げられます。
ただこうしたことは、ただ「高く買い取ってもらうため」にしようとしてもコストに見合わない場合があります。
例えば塗装であっても、塗装にかかった代金の分だけ将来の買い取り価格が上がるのか…?という保証は無いわけです。
このため、ただ「将来買い取ってもらう際に元を取るため」ではなく、「自分自身が快適に使うため」ということも考慮し、メリットがあるかはかりにかけた上で判断した方が良いと思います。
売却前に必ずしておきたいこと
売却を決断したら間違いなくしておいた方が良いアクションは大きく2つです。
〇付属品・説明書などをそろえておく
購入からかなりの時間が経過しているとは思いますが、これをしっかり保管しているかどうかはかなり大事です。
ケースバイケースではあるものの「付属品一切なし、現品のみ」といった状態では一段不利になるケースがやはり多いものです。
またアタッチメントなどは自社で使わないものも含めて「購入時についてきたものは一式必ず保管する」のが大切ですし、そろえておきましょう。
〇汚れを落とし、すぐ動かせるようにしておく
これについては説明の必要もないと思います(笑)
普段使いの泥などが付いた状態では査定にもマイナスになりますし、座席部分その他落とせる汚れについては洗車・クリーニングできれいにしておきましょう。
また査定をする際試運転をすることがほとんどなので、しばらく動かしていない場合は事前にエンジンのかかりなどを確認し、すぐに動かせる状態を確認しておきましょう!
買取店探しは広範に
重機を買取してもらう際、最も大切なことの一つが「一番高く評価してくれる買取店を探す」という作業です。
正直これで失敗してしまうとその他の努力が相殺してしまうため、リサーチにはそれなりに時間をかけて取り組んでいく必要があります。
基本的に重機は「店頭買取(持ち込み)」で成立するケースはほとんどなく、9割以上は「出張買取」になります。
このため近くのエリアにこだわらず、できれば隣の県などまで範囲を広げて「重機買取店」を探すことをお勧めします。
私自身も色々な県で「重機買取店」のリサーチをしましたが、たとえば関東地方であっても「この県内にこだわると小さい(or情報量が極端に少ない)業者さんしかない…」という県も存在しました。
このため「隣の県まで」探すのがコツだと思います。
見つけたらネットからホームページなどを確認しリサーチしていくのですが、この際一番力を入れたいのが「重機買取自体に力を入れているか?」という点です。
これについては
〇ホームページに単に『買い取る』ということだけではなく自信を持ったメッセージがあるか
〇買い取り事例がそれなりにあるか
〇販路が海外なども含めて広そうか
〇グーグルなどの評価が高いか、そして件数が多いかどうか
といったことが判断基準になります。
もちろん、これらすべてを満たしている買取店はそうそうないのですが(笑)、このうちどれだけ多く当てはまるかということは参考にできると思います。
そしてこうした買取店を最低2-3店舗は確保したうえで、それぞれの店舗に仮見積もりの依頼をしましょう。
通常はラインやメールなどである程度の情報を出せば、目安となる金額を教えてくれるのでそれを比較し、「本査定」(=実際に来てもらって正式に金額を出す)のアポイントを取るという形になります。
また、実際に売却するタイミングがあまり先の場合は相場の変動があり、その分買取店が弱気になってしまうケースもあります。
直前という訳にはいかないと思いますが、特に古めの重機の場合あまりに前もって探さず、1か月以内になったところで査定のアプローチをするのがお勧めです。
重機についてはちょっとした買取店による判断の違いで数万円買い取り金額が左右されることも少なくありません。できる限りのことはやったうえで納得のいく形で買い取ってもらうのがお勧めです!
読んでいただき、ありがとうございました。
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