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竹田の部屋

    イセキのトラクターの特徴と歴史・伝統とは

    更新日:2021年12月16日

    本日の
    スタッフ
    岡野

     

    イセキにおけるトラクターの歴史と伝統とは

     

    農機メーカーとしてのイセキの歴史

     

    イセキは愛媛県松山市に本店を持ちつつ東京に本社があり、全国展開している農機メーカーです。
    正式には「井関農機株式会社」で、1926年以来こちらも伝統があるので農機全体では2位のヤンマーに次いで、それほど劣らない国内シェアを誇っています。(海外より国内に強いブランドと言えるでしょう)
    1936年に自動選別機・籾すり機の製造を開始したことが発展のきっかけで、戦後は大型農機具ブームもあり参入は若干遅めだったものの、特色ある農機具を生産し存在感を放っていきます。
    1966年には世界初となる量産自脱型コンバイン「フロンティアHD50」を販売して注目を集めると、1967年には田植え機・コンバイン・バインダなどの農機具を生産し「稲作機械化一貫体系」を確立します。
    (この年になぜか自社製トラクターで富士登山に登頂という謎の成功も収めます…すごいですね!)
    その後は全国に販売網を充実させていくとともに田植え機で有名な「さなえ」シリーズを1971年にリリースするなど、企業として知名度をさらに高める農機を世に送り出します。
    2018年には有人監視下で無人運転ができるロボットトラクターを開発するなど、日本の農機業界を引っ張る企業の一つであり続けています!

     

    イセキにおけるトラクター発展の軌跡

     

    イセキにおけるトラクター参入は戦後の「大型農機ブーム」の中で行われましたが、他の大手と比べると1960年代の半ばからなので、若干遅めの印象があります。
    イセキによる初の本格トラクターは1965年発売の「TB20」で、当時ポルシェ社のトラクター輸入販売を手掛けていたこともありそのスタイルを生かした小型軽量の車体は人気となります。
    その後もどちらかというと小型トラクターの製造に力を入れ、コンパクトなタイプのトラクターで強みを発揮していきます。
    機能としても主変速機のギアを記録する「メモリー機能」を搭載するなど古来的な機種を数多くリリースしていきます。
    1983年にはディーゼルエンジンを自社で生産できるようになったことも高性能化に貢献しました。
     
    21世紀にはいるとBIG-TシリーズやT-Japanシリーズなど中・大型のトラクターの製造も開始します。
    2004年からはATK、ATなどAで始まるシリーズを、2013年からはNT、NTAなどNで始まるシリーズを充実させ、多様化するニーズに応えていったイセキ。
    現在ではトラクター分野で国内第2位のシェアを占めるまでとなっており、2021年には無人運転(有人監視)可能なロボットトラクターの発売にこぎつけるなど、これからのトラクター業界をけん引していく存在でもあります!

     

    イセキ製トラクターの特徴・強みとは

     

    イセキ製トラクターの特徴

     

    イセキの農機全体として特徴を見ていくと、トラクター同様小型のものからラインナップが充実していった歴史もあり、現在でも比較的価格がリーズナブルで軽量のものが多いイメージがあります。
    現在流通しているイセキの新型トラクターの特色としては、まず小型のものについては大きさの割にパワフル・高性能で効率よく作業が行えることがあると言えます。 また中古であっても多くの機種に搭載されてきた主変速機のギアを記録するメモリー機能など独自の機能が使いやすいという声もあります。
     
    一方大型のBIG-Tシリーズなどは最新の仕様が色々搭載されていて、
    ○特殊自動車排出ガス4次規制対応の最大4気筒4.9Lのディーゼルターボエンジン搭載
    ○燃料消費を細かくコントロールして、高出力と低燃費とを両立。
    ○マルチパッドレバーや多機能ジョイスティックで、エンジン回転制御や速度調整がやりやすい。
    ○オートエアコンとオーディオ機器が標準装備された、視認性の良い快適なキャビン。
    ○データトロニック画面からトラクターの作業管理と操作ができるので能率アップ。
    などなど、高機能で操作性に磨きがかかっています。

     

    イセキ製トラクターの集大成とは

     

    イセキの場合、もともと力を入れていた小型コンパクトなタイプのトラクターと、近年ラインナップが充実してきた大型トラクター(BIG-TシリーズやT.Japanシリーズなど)とはかなり持ち味が違うのですが、ここでは小型・大型双方の良い面をバランスよく備えているジアスNTAシリーズ(現在ではNTA5シリーズ)を紹介します。
     
    馬力としては25馬力のNTA255から、60馬力のNTA605まで、馬力に応じた8機種がリリースされているのですが、動力性・操作性・快適性・機能性とバランスよく備わっていると言えます。
     
    ○パワフルさと、滑らかさの両立を目指した動力性
    このNTAシリーズではデュアルクラッチを採用することで、路上ではノークラッチで発進・停止、変速の少ない滑らかな走りを、圃場では高い伝達効率でメカミッションと遜色ない力強さを実現しています。
    またノークラッチDモードの搭載で、主変速レバーの操作によりアクセルペダルだけで自動変速して加速できるなど、自動車に近い操作を実現する仕様を複数搭載しています。
     
    ○ワンランク上の快適さを誇るキャビン
    エンジンの改良により更に静寂性を増したキャビン。 エンジンからの振動や騒音を低減するためにキャビンとシャーシの間にゴムマウントを設置しているのでさらに快適性が向上しています。
    乗り降りしやすい広さと作業性を向上させる作業視界の広さはもちろんなのですが、装備としてもエアコンやラジオ、オーディオなど充実しているので快適空間で作業をサポートしています。
     
    ○クラウドと連携してオペレーションをサポート
    農業のサポートサービスである「アグリサポート」に対応しているので、肥料や薬剤散布、作業工程記録などの作業管理や、本機やアラート情報などの機械管理サポートが受けられます。
    機体センサーの情報をユニットが読み取り、オペレータにタブレット端末を通してわかりやすく伝えるので管理や分析に役立ちます。 さらにウォーターセル社のアグリノートと連携することで、毎年の施肥量・収量などの作付情報を蓄積し、より精密に分析することが可能となっています。

     

    最近トラクターの分野では海外にも強いイセキ以外のクボタ、ヤンマーなどの躍進も目立ちますが、イセキ製トラクターもロボットトラクターが登場するなど目が離せません!

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