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耕運機の人気メーカーと機種まとめ
更新日:2021年11月18日
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スタッフ
耕運機は文字通り耕す作業をメインとする農機です。
しかしそれ以外にも畝立てや整地・除草などの作業に活用できるので比較的オールシーズンで活用されています。
基本的に人が押していくタイプで農機としては小型の部類に入り、新品でもミニタイプのものは10万円以内からあり、大体50万円くらいまでのものがボリュームゾーンとされています。
耕運機が選ばれるポイントとは
動力・重量・幅・ロータリーの位置などが判断基準として使われている
小型耕運機のどのような違いに着目して選んでいけばいいのでしょうか。
ポイントはいくつかありますが手早く分類する方法として上記の4つがあります。
動力…
○電動式…ケーブルから電気が取れる環境か、バッテリーの使用が前提です。パワーでは劣りますが動作音は静かで排気ガスも無く、手軽なタイプと言えます。
○ガソリン式…動作音が大きく手間はかかりますがガソリン式は高出力なので本格派です。
※またコンパクトなタイプでカセットガス式のものもあります。
重量…
○軽量であれば…取り回しは簡単ですが土を深く耕しにくいです
○重量があれば…粘土質や硬い土などでも難なく耕せます。
大体30kgくらいが分かれ目とされています。
耕す幅…
広い耕地面積を効率よく耕すのであれば幅の広いタイプ、家庭菜園など狭ければ幅が狭いタイプ…と使い分けることになります。
ロータリーの位置…
○フロント・ロータリー…耕す深さは少し浅いですが、畑の隅から隅まで耕しやすく扱いやすい。
○車軸ロータリー…車軸とロータリーが一体化してコンパクトなので狭い場所を細かく耕すのに向いている。
○リア・ロータリー…後部にロータリーがあり長く直進するタイプの作業に適している。深く耕すのも得意。
目的と土壌など環境によって上記の4つを考慮し、モデルを選んでいくといいはずです。
耕運機の人気メーカーと代表機種
ホンダ(HONDA)
ホンダ(本田技研工業)というとオートバイの販売台数世界一の名門なので、まずバイクを思い浮かべる人も多いのではないかと思います。
1964年の創業以来オートバイや自動車のみならず、自社製の汎用エンジンを生かした分野への進出を進めてきました。
そんな本田のもう一つの顔が、エンジンに関する高い技術力を生かした小型農機メーカーとしての顔です。
ホンダは芝刈り機のシェアについては実は世界1位で、発電機、除雪機、小型耕運機については国内1位を取っていて、「耕運機を含む特定分野の農機」では圧倒的な強さを発揮しています。
代表的な小型の耕運機としては「ピアンタFV200」があります。
車軸ローター式・カセットガスで駆動してくれるので環境に関わらず使いやすく、コンパクトな家庭菜園などにも最適です。
ポイントはカセットガス式でありながらもホンダならではの強力なエンジンパワーがあり、力強く耕すことができるというのもメリットです。
耕幅は、外爪取り付け時は35cm、内爪のみは20cmとかなり小回りの利くタイプです。
またホンダは用途に応じた様々な耕うん機のシリーズをリリースしており、
ピアンタ以外にも小型のものは「こまめ」「プチな」などがあります。
大型のものであれば「サ・ラ・ダ(FF300)」「ラッキー(FU655)」「ラッキーボーイ(FU755)」などもあり、用途に応じて選んでいくことができます。
クボタ
クボタは日本のみならず世界でも第2位の売り上げを誇る日本一の農機メーカーです。
創業は1890年と大変歴史もあり、「大出鋳物」として創業された同社は1990年に現在の社名(株式会社クボタ)となりました。
売り上げは2020年時点で年商1兆8500億円と大変な規模なのですが、その7割近くが海外のもので日本の売り上げは3割に過ぎませんが、それでも国内の売り上げトップシェアである約35%を占めています。
幅広い農機具ジャンルでトップ商品をリリースしていますが、特に知名度が高いのが定番である耕運機ではないでしょうか。
クボタもまた大小色々なタイプの耕運機を出していますが、定番の一つが
「陽菜 Smile TRS500」です。
リアロータリー式で、重量は87kgもあるのでパワフルでスムーズに作業が行える本格派耕運機の代表格と言えます。
耕す以外にも畝立てなどの作業にももちろん使用可能で、ロータリーカバーの開閉によって畝立てマットの角度を調節できるので、かなり細かく畝立て指示も出せます。
また特徴としてループ型ハンドルを採用していて、変速レバーやハンドルの角度を変更するレバー、駐車ブレーキ、安心作業レバーなどが付いているのでとても高機能です。
パワフルで高機能な耕運機と言えます。
またそれと対照的な小型で使いやすいクボタの耕運機代表として
「菜ビ FTR3500」が販売されています。
こちらはTRS500と逆に「フロントロータリー式」なので扱いやすく畑の隅まで細かく耕しやすいです。
ロータリーが前にあるので足を巻き込む事故なども無く安全性に優れています。
また扱いやすい割に重量が53kgもあるので硬めの土壌でもしっかり耕せるというのが持ち味と言えそうですね。
持ち運びや収納にも配慮がされておりループ型のハンドルは折り畳み可能なので車載にも便利です。
対応面積も120坪(耕す幅は約50cm)なので比較的広めの耕地でも使えます。
ヤンマー
ヤンマーは売上合計約7800億円(2020年)を誇る農機具メーカー大手で、世界ランキングでも5位に入っています。 ヤンマーディーゼルなどのテレビCMや天気予報などで覚えている方も多いと思います。
創業はこちらも1912年と古く、もともとは「山岡発動機工作所」として運営していたのが紆余曲折を経て2013年に現在の持ち株会社である「ヤンマーホールディングス株式会社」を正式名称としました。
元々発動機(エンジン)を専門としていたことからディーゼルエンジンの分野が強いという特徴があり、このことから同社のトラクターに代表される農機具は故障が少ない、という特色を持っています。
ヤンマーの耕運機は全体の特色としてワンタッチ操作や移動や手入れの省力化など、高付加価値な機能が付いているものも多く、また用途に応じた幅広いラインナップを持っています。
重量で見ていくと20-45kg程度の車軸タイプでQTシリーズ・YK-QTシリーズがあり、
中間と言えるフロントロータリータイプでは自重55kg前後のYK300FPがあります。
また大型で65-140kgまでの重量を持つリアロータリータイプはYK400CR、YK-MRシリーズ、YK750SPシリーズと
耕地面積に応じて選択の幅がとても広いです。
そんな中で注目されている新しめのモデルが
「YK400CR」と言えます。
リアロータリータイプなので本格派ではあるのですが自重は最も軽めの70kg弱(アタッチメントによる)、しっかり力強い作業ができながらも、コンパクトで体力が無くても扱いやすい…というコンセプトのミニ耕運機と言えます。
小さな機体に高馬力(4.2馬力)エンジンが搭載されていることから基本的な性能は十分なのですが、一軸正逆転仕様(ZL(E)仕様)がついているので、粘土質や未耕地の硬くしまった土地でもしっかり耕し、ダッシュを軽減してくれます。
「土地が狭い」「体力がない」しかし楽をしてしっかり耕したい、といったニーズに最大限応えている優良機種と言えるでしょう!
耕運機には他にもいろいろなメーカーが参入
いかがでしたか?
シェア的にも知名度としても代表的なメーカー・機種をご紹介しましたが、耕運機は電動式のものも多い関係上、ほかに「電動工具メーカー」などもその技術力を生かして参入しています。
たとえば有名なマキタ(MAKITA)は電動工具同様、充電式の車軸ローター式耕運機でも知られていて、MUK360などはその代表格です。
またブラック・アンド・デッカーは18Vの充電池で稼働する小型機種も投入していますし、リョービはエンジン式のパワフルなRCVK-400など、エンジンのかかりやすい個性的な耕運機を投入しています。
特に小型製品を中心にして個性ある機種を各メーカーが投入していますので、本ページを参考に色々と探してみてください!
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