【2025年版】各社高速切断機買取価格(リセールバリュー)比較まとめ

更新日:2025年8月28日

高速切断機のリセールバリュー比較表

2025年の未使用品における買取相場情報をもとに、主要メーカーの高速切断機のリセールバリュー(残価率)を比較しました。残価率は、ECサイトでの販売価格に対する買取価格の比率として算出しています。なお、2025年時点の具体的な買取実績は稀であるため、直近の未使用品買取相場情報を基に2025年の推定値を算出しています。

メーカー型式ECサイト販売価格(目安)買取価格(未使用品)残価率(%)
マキタLW141D¥36,628¥22,00060%
マキタLW1401¥28,800¥17,30060%
HiKOKICC12SF¥28,258¥17,00060%
HiKOKICC14SF¥32,845¥19,70060%
新興SHC‑305E¥24,020¥14,40060%

残価率[%] =100×(当社買取価格 / ECサイト販売価格あるいはメーカー希望小売価格) で算出をしております。

どの工具がリセールバリューが低下しにくいか

マキタ LW141D / LW1401

LW141D / LW1401 はいずれも残価率約60%と、安定した買取率を記録しています。

HiKOKI CC12SF / CC14SF

CC12SF / CC14SF はモデルによる価格差はあるものの、残価率はいずれも60%前後で並びます。

新興製作所 SHC‑305E

SHC‑305E は価格や性能面でやや控えめながら、残価率60%と同水準に達しており、コストパフォーマンスが高いモデルといえます。

各高速切断機のリセールバリューの傾向と特徴(2025年 未使用品買取相場を含む)

マキタ LW141D

LW141D
傾向
マキタの充電式工具としてのブランド力と、コードレスの利便性が評価されます。高価なモデルですが、未使用品であれば安定したリセールバリューが期待できます。

特徴
18Vバッテリー対応の充電式高速切断機。電源の確保が難しい場所でも使用できるため、現場での機動性が高く評価されます。金属の切断に特化しており、パワフルな作業が可能です。

マキタ LW1401

LW1401
傾向
AC機でありながら、マキタの信頼性と普及率により、安定した需要があります。未使用品であれば比較的良好な残価率を保ちます。

特徴
AC100V電源で使用する高速切断機。連続作業に適しており、安定したパワー供給が可能です。金属パイプやアングル材などの切断に広く用いられます。

HiKOKI CC12SF

CC12SF
傾向
マキタと同様に、HiKOKIのブランド力と堅実な性能により、安定したリセールバリューを維持します。

特徴
AC100V電源の高速切断機。優れた切断能力と耐久性を持ち、比較的コンパクトで取り回しやすいモデルです。プロの現場で幅広く活用されます。

HiKOKI CC14SF

CC14SF
傾向
CC12SFとほぼ同等の残価率を示します。HiKOKIの信頼性が買取価格に反映されています。

特徴
AC100V電源の高速切断機で、CC12SFよりも大型の切断砥石(355mm)を使用し、より大きな材料の切断に対応します。高負荷作業に適したパワフルなモデルです。

新興 SHC-305E

SHC-305E
傾向
マキタやHiKOKIといった大手ブランドと比較すると、市場での知名度やプロ向けとしての評価が低いため、リセールバリューは大幅に低下する傾向にあります。

特徴
DIY用途や軽作業向けの高速切断機で、安価に購入できる点が特徴です。趣味の範囲やたまに使う程度のユーザーには適していますが、プロ用としては性能や耐久性で劣る場合が多く、それが買取価格に反映されます。

各メーカーの買取価格が落ちる時期の傾向

高速切断機のような重厚な金属加工用工具は、一般的な電動工具よりもモデルチェンジの頻度が低く、買取価格の変動は比較的穏やかですが、いくつかの要因で変動します。

マキタ

充電式モデル(LW141D)は、新しいバッテリー技術(例:40Vmaxシリーズの更なる進化)が登場すると、旧バッテリーシステムのモデルの買取価格が下落する可能性があります。
AC機モデル(LW1401)は、充電式モデルほどの急激な価格変動はありませんが、後継機種の登場や、より効率的・安全な切断技術を持つモデルが発表されると、価値が下がる可能性があります。
新製品発表は通年行われますが、特に主力モデルの更新は**春先(3月〜4月頃)や秋口(9月〜10月頃)**に行われることが多く、その直前が旧モデルの売却に適したタイミングと言えます。

HiKOKI

AC機の高速切断機は、マキタと同様にモデルチェンジの頻度は高くないものの、新しいAC機モデルの発表や、充電式高速切断機の性能向上によって相対的な価値が下がる可能性があります。
新製品発表のタイミング、特に8月〜9月頃は買取価格が下落しやすい傾向があります。

新興

主にDIY・ホームセンター向けブランドであるため、プロ向けのモデルのような高価買取は期待しにくいです。
新製品の投入時期や買取価格の下落傾向は、マキタやHiKOKIのような明確なサイクルがあるわけではありません。市場の需要や、より上位機種の価格動向、または新機能搭載の低価格帯製品の登場などにより、随時価値が変動すると考えられます。
これらのブランドの工具は、年式の新しさよりも「動作すること」「付属品の有無」が買取価格に大きく影響します。

 

高速切断機は、その堅牢性と切断能力が重視される工具です。未使用品であれば、比較的安定した買取価格が期待できます。特にマキタやHiKOKIといったプロ向けブランドは信頼性が高いため、リセールバリューも良好です。売却を検討する際は、付属品(バイスやスパナなど)が揃っており、本体に損傷がないことを確認することが重要です。

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