【2025年版】各社振動ドリル買取価格(リセールバリュー)比較まとめ
更新日:2025年6月27日

電動工具の振動ドリルについて、2025年の未使用品買取相場情報をもとにリセールバリューを比較検証します。
振動ドリルの残価率比較表(2025年・未使用品)
| メーカー | 型式 | ECサイト販売価格(目安) | 買取価格(未使用品) | 残価率(%) |
|---|---|---|---|---|
| マキタ | HP484DRGX | ¥56,743 | ¥30,000 | 52.9% |
| マキタ | HP487DRGX | ¥55,038 | ¥29,000 | 52.7% |
| HiKOKI | DV36DC 2XPSZ | ¥71,432 | ¥34,000 | 47.6% |
| Panasonic | EZ1DD4J18D | ¥66,528 | ¥25,000 ~ 35,000 | 37.85 ~ 52.6% |
| Panasonic | EZ1DD3J18A1 | ¥69,578 | ¥35,000 | 50.3% |
どの工具のリセールバリューが低下しにくいのか?
上記の2025年未使用品買取相場から判断すると、マキタのHP484DRGXが最も高い買取相場を示しており、その他製品の結果も参照すると、市場でのシェア率の高さがリセールバリューを維持する傾向にあることが伺えます。一般的に、以下の要素を持つ工具はリセールバリューが低下しにくい傾向にあります。
プロ向けの主力モデル
性能が高く、現場で頻繁に使用されるモデルは需要が安定しています。
バッテリープラットフォームが共通
同じメーカーの他の工具とバッテリーが使い回せるモデルは、ユーザーにとって利便性が高く、中古でも選ばれやすいです。
ブランド力
マキタ、HiKOKI、パナソニックといった大手メーカーの製品は、信頼性と人気が高いため、中古市場でも高い評価を得やすいです。
最新技術の搭載
例えば、36V(マルチボルト)シリーズなど、より高出力や長時間使用が可能な最新技術を搭載したモデルは、旧モデルより価値を保ちやすいです。
各工具のリセールバリュー傾向と特徴(2025年 未使用品買取相場を含む)
マキタ HP484D (18V)

特徴:18Vの充電式振動ドライバドリルで、コンパクトながらパワフルな穴あけ・締付けが可能です。防じん・防滴「アプト」仕様で過酷な現場にも対応し、LEDライトも搭載しています。ブラシレスモーター採用で高耐久。最大トルク60N・m。
リセールバリュー傾向:マキタは電動工具市場のリーダーであり、プロからの絶大な信頼があります。HP484Dのような定番の18Vシリーズは、幅広いユーザー層に需要があり、安定したリセールバリューを維持しやすいです。しかし、後継機や上位機種(例えば40Vmaxシリーズ)の登場により、徐々に価値は低下する傾向にあります。
マキタ HP487D (18V)

特徴:HP484Dと同様に18Vの充電式振動ドライバドリルですが、より小型・軽量化が図られたモデルであり、取り回しの良さが特徴です。最大トルク40N・m。
リセールバリュー傾向:HP484Dと同様にマキタブランドの強みから一定の需要はありますが、よりコンパクトなモデルであるため、プロのメイン機としての需要はHP484Dやより上位のモデルに比べるとやや劣る可能性があります。リセールバリューの維持はHP484Dよりわずかに弱いかもしれません。
HiKOKI DV36DC (36V マルチボルト)

特徴:36V(マルチボルト)シリーズのコードレス振動ドリルで、高出力・高効率なブラシレスモーターを搭載。マキタの40Vmaxシリーズに対抗するHiKOKIの主力製品群であり、パワフルな作業が可能です。加えて、安全性と作業性を高める機能も充実しています。最大トルク155N・mと非常に高出力です。
リセールバリュー傾向:HiKOKIのマルチボルトシリーズは、その高性能と新しさから中古市場でも非常に人気が高く、リセールバリューは低下しにくい傾向にあります。特に高出力モデルは需要が高く、買取価格も高水準で推移しやすいです。
Panasonic EZ1DD4 (18V)

特徴:18Vの充電振動ドリルドライバーで、軽量コンパクトながらハイパワーを実現。従来機からの本体性能の向上により、高負荷作業時も粘り強く、高耐久性も兼ね備えています。防じん・耐水性能も備え、現場での使いやすさを追求しています。最大トルク50N・m。
リセールバリュー傾向:パナソニックの電動工具は、その堅牢性と耐久性からプロユーザーに根強いファンがいます。EZ1DD4は2025年発売された高機能モデルであり、パナソニックユーザーからの需要は安定しています。現状は発売直後ということもあり、リセールバリューの最大値が高めをマークしておりますが、市場への供給が安定した後の動向に注目です。マキタやHiKOKIの主力機種と比較すると、市場全体の流通量はやや少ないため、査定価格に幅が出る可能性があります。
Panasonic EZ1DD3 (18V)

特徴:EZ1DD4と同様に18Vの充電振動ドリルドライバーですが、EZ1DD4より少し前のモデルです。基本的な性能や堅牢性は共通していますが、EZ1DD4の方がより進化しており、性能が向上しています。最大トルク50N・m。
リセールバリュー傾向:現状はPanasonic製の工具の中でも比較的高い数値をマークしておりますが、EZ1DD4の登場により相対的にリセールバリューは低下する可能性があります。EZ1DD3が発売から1年6か月程度経過した現在でなお、この数値を維持していることから、新機種のEZ1DD4のリセールバリューガーが今後同様の数値を記録することが予想されるでしょう。
各メーカーの買取価格が落ちる時期の傾向
電動工具全般に言えることですが、特定のメーカーに限定されず、以下の要因で買取価格が変動します。
新製品の発表・発売時期
多くの電動工具メーカーは、春先(3月~4月頃)や秋口(9月~10月頃)に新製品や新シリーズを発表・発売する傾向があります。これに合わせて旧モデルの買取価格は下がる傾向にあります。新型の発売前に売却するのが最も高価買取に繋がりやすいです。
ボーナス商戦期
ボーナスが支給される時期(夏と冬)は、DIYやプロユーザーが新しい工具を購入する傾向があり、その分、中古工具の需要も高まる可能性があります。しかし、これは新品購入に引っ張られて旧モデルの買取価格が下がる可能性も同時に孕んでいます。
まとめ
結論として、マキタ、HiKOKI、パナソニックといった主要メーカーの工具は、いずれも高い品質とブランド力を持つため、良好な状態であれば比較的高いリセールバリューが期待できます。特に、高電圧(36V、40Vmaxなど)の最新シリーズや主力モデルは、リセールバリューが低下しにくい傾向にあります。使用しなくなった工具は、できるだけ早く、そして付属品を揃えてきれいな状態で査定に出すことが、高価買取の鍵となります。
電動工具の買取価格や査定方法について詳しく知りたい方は、ツールオフの電動工具高価買取ページで最新情報をご確認ください。
無料査定・ご相談を
希望の方はこちら
ツールオフなら市場調査を徹底しているから買取相場最高値で買取します!
