【2025年版】各社マルノコ(AC機)買取価格(リセールバリュー)比較まとめ

更新日:2025年8月16日

マルノコ(AC機)のリセールバリュー比較表

2025年の未使用品における買取相場情報をもとに、各マルノコAC機のリセールバリュー(残価率)を比較しました。残価率は、ECサイトでの販売価格に対する買取価格の比率として算出しています。

メーカー型式ECサイト販売価格(目安)買取価格(未使用品)残価率(%)
マキタHS6403¥44,467¥18,000約40.4%
マキタ5230¥23,866¥7,000約29.3%
HiKOKIC6MEY2¥33,208¥17,000約51.2%
HiKOKIC5MEY(SK)¥30,871¥12,000約38.9%
KyoceraAW663EDM¥30,800¥11,000約35.7%
KyoceraAW470ED¥23,239¥8,000約34.4%

残価率[%] =100×(当社買取価格 / ECサイト販売価格あるいはメーカー希望小売価格) で算出をしております。

マルノコ(AC機)のリセールバリュー全般

マルノコは、電動工具の中でも特に需要が高く、中古市場でも比較的高値で取引されています。リセールバリューに影響する主な要素は以下の通りです。

ブランド力

マキタ、HiKOKI (旧日立工機)といった主要メーカーの製品は、その信頼性と性能から高い評価を得ており、高価買取が期待できます。

製品の状態

外観の傷の少なさ、正常な動作が査定額に大きく影響します。特に未使用品は高値がつきやすいです。

機能性と性能

新しいモデルや、切断スピードの速いモデル、高精度の製品は、その利便性や作業効率の高さから需要が継続し、リセールバリューも維持されやすい傾向にあります。

各マルノコ(AC機)のリセールバリューの傾向と特徴(2025年)

マキタ HS6403

HS6403
傾向
マキタの定番モデルであり、市場での信頼性と需要が非常に高いため、未使用品であれば比較的良好なリセールバリューを維持する傾向にあります。

特徴
165mmの標準的なサイズで、各種材木の切断に幅広く対応できる汎用性が魅力です。精密切断が可能なことからプロからの指示があつく、故障が少なく長寿命であるというブランドイメージもリセールに寄与します。

マキタ 5230

5230
傾向
マキタ製品としては標準的なリセールバリューを示しますが、需要から見た場合、HS6403には及びません。

特徴
125mmの小型で取り回しやすく、細かな作業やリフォームなどで重宝されます。小型ゆえに価格帯も低めですが、その分買取価格も相対的に低くなる傾向があります。

HiKOKI C6MEY2

C6MEY2
傾向
HiKOKIの電子制御モデルであり、その需要度から高い残価率を維持しています。

特徴
低騒音・高効率な電子制御モーターを搭載しており、静かでパワフルな作業が可能です。プロの現場での評価が高く、その性能とブランド力によってリセールバリューも良好に保たれると考えられます。

HiKOKI C5MEY

C5MEY
傾向
C6MEY2よりは残価率が低いものの、マキタ5230と同程度の水準で安定しています。

特徴
125mmの小型電子制御モデルで、C6MEY2と同様の低騒音・高効率が特徴です。コンパクトながら高性能を求める層に需要があり、一定のリセールバリューを維持しています。

Kyocera AW663EDM

AW663EDM
傾向
他の大手2社と比較して、リセールバリューは低くなる傾向にありますが、プロアマ問わず使用できるお手軽さが人気です。

特徴
電子制御モデルで高機能ですが、マキタやHiKOKIほどの市場シェアやブランド力が中古市場での高値維持にはつながりにくい現状があります。

Kyocera AW470ED

AW470ED
傾向
AW663EDMと同様に、リセールバリューは低い水準にとどまる傾向にあります。

特徴
小型で軽量なモデルですが、マキタやHiKOKIの同等品と比較すると中古市場での需要が限定的である可能性があり、それが残価率に影響していると考えられます。

各メーカーの買取価格が落ちる時期の傾向

電動工具全般の買取価格は、新製品の発表や発売のタイミングで変動し、特に旧モデルの価値が下落する傾向があります。これはマキタ、HiKOKI、京セラなど全てのメーカーに共通する傾向ですが、メーカーごとの市場戦略や新製品投入サイクルによって変動幅は異なります。

新製品発表・発売の時期

多くの電動工具メーカーは、主に**春先(3月~4月頃)と秋口(9月~10月頃)**に新製品や既存モデルのモデルチェンジを発表・発売する傾向があります。これに伴い、既存モデルや旧モデルの買取価格は、新モデル発売の**直前期間(例:新製品が10月発売なら8月~9月頃)**に下落しやすくなります。買取業者は新製品の流通に備え、旧モデルの在庫を整理しようとするためです。

マキタ・HiKOKI

これら大手2社は市場シェアが高く、プロの職人からの信頼も厚いため、全体的に買取価格は安定しています。しかし、人気の主力製品(特に充電式工具)で新モデルが頻繁に投入されるため、旧モデルの価格下落は避けられません。特定の新機能が搭載されたモデルが発売されると、旧モデルの価値が比較的大きく下がる可能性があります。

京セラ(旧リョービ含む)

マキタやHiKOKIと比較すると、製品ラインナップの更新頻度や市場投入戦略はやや異なります。しかし、やはり新製品の登場や主要競合他社の動向に引きずられる形で、旧モデルの買取価格が下落する時期が見られます。一般的に、大手2社に比べて中古市場での流通量が少なく、高値が付きにくい傾向があるため、価格下落の幅が大きく感じられることもあります。

 

買取を検討する際は、新製品の発表時期を事前に確認し、できるだけモデルチェンジの前に売却することで、より高い買取価格を期待できる可能性が高まります。また、箱や取扱説明書、付属品が全て揃っている「未使用品」の状態が最も高価買取に繋がりやすいです。

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