【2025年版】各社ハンマドリル買取価格(リセールバリュー)比較まとめ

更新日:2025年6月27日

電動工具のリセールバリューは、モデル、メーカー、製品の状態、そして市場の需要と供給によって大きく変動します。ここ数年の未使用品買取傾向を元に買取相場の推移の傾向やその要因についてまとめました。

ハンマドリルの残価率比較表(2025年・未使用品)

メーカー型式ECサイト販売価格(目安)買取価格(未使用品)残価率(%)
マキタHR183DRGX¥62,000¥41,00066.1%
マキタHR244DRGX¥70,000¥44,00062.9%
HiKOKIDH3640DA 2WPZ¥122,000¥61,00050.0%
HiKOKIDH3628DB 2XPZ¥92,000¥49,00053.3%
BOSCHGBH18V‑26F フルセット¥74,000¥30,00040.5%
BOSCHGBH18V‑28CF 本体のみ¥87,000¥30,00034.5%

残価率[%] =100×(当社買取価格 / ECサイト販売価格) で算出をしております。

ハンマドリルの買取相場の傾向と原因(参考情報)

一般的な買取業者の動向や過去のデータを参考に、傾向を述べさせていただきます。

新品定価の25%〜55%程度

未使用品のハンマドリルは、新品定価の25%〜55%程度が一般的な買取相場の目安となることが多いです。その他の工具と比較しても、非常に高い需要がある為、リセールバリューのパーセンテージが高くなる傾向があります。

人気モデルや高機能モデル

需要が高い人気モデル(例: マキタ HR244D)や、最新のバッテリーシステムに対応した高機能モデル(例: HiKOKI マルチボルトシリーズ)であれば、この範囲の上限に近いか、それ以上の高値がつくこともあります。

モデルチェンジの影響

2025年以降これらのモデルの後継機種が発売された場合、未使用品であっても旧モデルとしての価値が下がり、買取価格は下落する可能性があります。根強い人気があるモデルについては、相場を維持する場合が有りますので現場での使用者が多い工具は要チェックです。

各のリセールバリューの傾向と特徴(2025年 未使用品買取相場を含む)

今回対象となる6機種は、いずれも主要メーカーのハンマドリルであり、プロの現場で広く使われるモデルです。

マキタ HR183D (18V)

HR183D (18V)
特徴:18mmクラスのコンパクトなハンマドリル。軽量で取り回しが良く、軽作業や天井に向けての作業、狭い場所での使用に適しています。

リセールバリュー傾向:マキタのブランド力と18Vバッテリーの普及により、高い需要が有ります。HR244Dとともに高い需要があり、未使用品のリセールバリューはHR244Dよりやや高めをマークしています。中古状態ではHR244Dと比較し、リセールバリューの低下傾向が見られるため、その他機種への買い替えをご検討される場合には、早期にお乗り換えをすることにより、よりお得に売却をすることが可能です。

マキタ HR244D (18V)

HR244D (18V)
特徴:24mmクラスのスタンダードな18Vハンマドリル。ブラシレスモーター搭載で高耐久・高効率。非常に人気が高く、多くのプロユーザーに選ばれています。

リセールバリュー傾向:マキタの製品の中でも特に人気が高く、市場流通量も多いため、中古市場でも非常に安定した需要があります。プロユーザーからの評価も高く、ハンマドリルの中ではリセールバリューは最も低下しにくいモデルの一つと考えられます。またHR183と比較すると、現場使用のシーンにより使用感が強い状態でのお持込みが多い印象です。使用感が強い状態でも、一定の価格帯から金額が落ちない事が本機種の売却上の強みと言えます。

HiKOKI DH3640DA (36V マルチボルト)

DH3640DA
特徴:40mmクラスのハイパワーな36Vマルチボルトハンマドリル。重作業や長時間の使用に対応するプロ仕様モデルです。

リセールバリュー傾向:HiKOKIのマルチボルトバッテリーシステムはプロからの評価が高く、その中でも最上位クラスのモデルであるため、高い性能を求めるプロからの需要が安定しています。リセールバリューは比較的高い水準を維持しやすいでしょう。

HiKOKI DH3628DB (36V マルチボルト)

DH3628DB
特徴:28mmクラスの36Vマルチボルトハンマドリル。DH3640DAよりコンパクトでありながら、十分なパワーを持った汎用性が高いモデルです。

リセールバリュー傾向:DH3640DAと同様にマルチボルトシステムの恩恵を受け、プロからの安定した需要が見込めます。サイズとパワーのバランスが良く、幅広い作業に対応できるため、リセールバリューは良好に推移すると考えられます。

BOSCH GBH18V-26F (18V)

GBH18V-26F
特徴:26mmクラスの18Vハンマドリル。クイックリリースチャック(Fモデル)でSDSプラスと3爪チャックの交換が容易。高い性能とエルゴノミクス(人間工学)に基づいた設計が特徴です。

リセールバリュー傾向:BOSCHはグローバルブランドとしての信頼性が高く、特にヨーロッパ系のプロユーザーに人気があります。しかし、日本での二次流通(中古)品市場での流通量は、他2社と比較すると少なく、品質の高さほどのリセールバリューは見られません。

BOSCH GBH18V-28 CF (18V)

GBH18V-28CF
特徴:28mmクラスの18Vハンマドリル。GBH18V-26Fよりも高出力で、コネクティビティ機能(CFモデル)も備えています。

リセールバリュー傾向:より高性能で、プロ向けの機能が充実しています。しかし、GBH18B-28CF同様に二次流通(中古)品市場での流通量が少なく、リセールバリューの観点からは、他2社に劣る結果となりました。

結論: この6機種の中では、マキタ HR244D/HR183D、次いでHiKOKI DH3640DA/DH3628DBがその需要の高さから、リセールバリューが高いこと言えます。またBOSCH製の2点については 製品の品質やパフォーマンスは高いものの、日本市場での需要が他2社と比較すると少ないことから、リセールバリューは低めであると言えます。充電式ハンマドリルは中古工具の中でも、リセールバリューの低下が特に緩やかである可能性が高いと考えられます。特にマキタ製品については、市場での圧倒的な流通量と人気により、安定したリセールバリューを維持しやすいでしょう。

各メーカーの買取価格が落ちる時期の傾向

電動工具の買取価格が落ちやすい時期や状況は、メーカーやモデルによって多少の差はありますが、共通する傾向があります。

新モデルの発売直後

傾向:最も顕著な価格下落要因です。新しいモデルが発表・発売されると、例外を除き、旧モデルの価値は下落する傾向があります。特に、性能面で大幅な向上があったり、新しいバッテリーシステムが導入されたりした場合は、旧モデルの需要が急速に減少します。

期間:新モデル発売直後は左程影響はないものの、3~6カ月目以降は大幅に下落する場合があります。。

市場の需給バランスの変化

傾向:特定の工具の需要が減少したり、中古品の供給過多になったりすると、買取価格は下がります。例えば、建設業界の景気変動や、DIYブームの動向などが影響する可能性があります。またメーカーの販売に関連するキャンペーン等による影響も考えられます。

期間:不定期であり、市場全体の動向によります。

バッテリーシステムの変更

傾向:特にコードレス工具の場合、バッテリーの互換性が買取価格に大きく影響します。メーカーが新しいバッテリーシステム(例: 18Vから40Vmaxへ、または異なる電圧帯への移行)に移行すると、旧型のバッテリーを使用する工具の価値は大きく下落します。しかし、マキタにおける18V製品のように、ユーザーから絶大な支持を受けている製品については、この限りではありません。

期間:新しいバッテリーシステムへの移行は数年スパンで行われることが多いですが、その発表があった時点で旧製品の価値は下がり始めます。

各メーカーの具体的な傾向

マキタ


モデルチェンジ:マキタは比較的頻繁に新モデルを投入する傾向があります。特に主要なハンマドリルなどは、比較的早い期間で新機種が登場する傾向があり、その度に旧機種の買取価格は調整されます。

バッテリーシステム:40Vmaxシリーズへの移行が進んではおりますが、18Vシリーズの製品は非常に高い支持を受けており、リセールバリューへの影響は現状見られません。

HiKOKI


モデルチェンジ:HiKOKIも新モデルの投入はありますが、マキタほど短期間でのサイクルではない傾向があります。旧日立工機時代からのユーザーも多く、一定の需要は保たれます。

バッテリーシステム:マルチボルトバッテリーの登場は大きなインパクトを与えました。これにより、旧来の18Vや36V単体バッテリーを使用するモデルの買取価格は、マルチボルト対応モデルと比較して下がる傾向にあります。

BOSCH


モデルチェンジ:BOSCHついては、モデルチェンジのタイミングで旧モデルのリセールバリューに大きく影響が出る傾向があります。他2社と比較すると、ユーザーが限定されるため、どうしても新機種(現行機種)へ需要が集中します。買取相場の推移ですが、旧機種の相場が新機種にトレースされるイメージです。

まとめ
電動工具のリセールバリューは多くの要因によって変動しますが、未使用品であっても新モデルの登場や市場の動向によって価値は下がります。高額での売却を希望する場合は、新モデルが出る前に売却する、複数の買取業者を比較する、工具の状態を良好に保つ(未使用状態を維持する)などの工夫が重要です。また、常に市場の情報を収集し、適切なタイミングで売却を検討することが、リセールバリューを最大化するための鍵となります。

電動工具の買取価格や査定方法について詳しく知りたい方は、ツールオフの電動工具高価買取ページで最新情報をご確認ください。

無料査定・ご相談を
希望の方はこちら

ツールオフなら市場調査を徹底しているから買取相場最高値買取します!

相場最高値で買取

お電話でのお問い合わせ

0120-777-066
受付時間 10:00~19:00

写真を撮って送るだけ

LINE査定をする
24時間受付中