【2025年版】各社ドライバドリル買取価格(リセールバリュー)比較まとめ

更新日:2025年6月27日

電動工具のドライバドリルについて、年別のリセールバリューと2025年の未使用品買取相場情報をもとに比較検証しました。

ドライバドリルの残価率比較表(2025年・未使用品)

メーカー型式ECサイト販売価格(目安)買取価格(未使用品)残価率(%)
マキタDF486D¥27,513¥25,000(大黒屋 2025/6)91%
マキタDF001G※販売情報なし
HiKOKIDS36DC¥36,649(メルカリ)¥41,000(買取相場)112%
HiKOKIDS36DA※販売情報なし
パナソニックEZ1DD1¥54,800(Amazon)¥24,800(買取コム 2025/6)45%
パナソニックEZ74A3※販売情報なし未確認(中古で¥15,000等)

残価率[%] =100×(当社買取価格 / ECサイト販売価格) で算出をしております。

 

ドライバドリルの残価率比較表2(2025年・未使用品)

メーカー型式メーカー希望小売価格(税込)買取価格(未使用品)残価率(%)
マキタDF486DRGX約 108,000円約 36,000円約 33.3%
マキタDF001GRDX約 114,000円約 37,000 円約 32.4%
HiKOKIDS36DC(2XPSZ)約 113,000 円約 28,000円約 24.8%
HiKOKIDS18DC(2XPZ)約 107,000円約 32,000円約 29.9%
PanasonicEZ1DD1J18D約 102,500円約 28,000 円約 27.3%
PanasonicEZ74A3約 100,500円約 30,000 円約 29.9%

残価率[%] =100×(当社買取価格 / メーカー希望小売価格) で算出をしております。

ドライバドリルのリセールバリュー概論

ドライバドリルは、電動工具の中でも特に汎用性が高く、プロからDIYユーザーまで幅広い層に需要があります。そのため、中古市場でも比較的安定したリセールバリューを保ちやすい工具と言えます。リセールバリューを左右する主な要因は以下の通りです。
*ドライバドリルとドリルドライバはメーカー毎の登録名であり、機能に違いはありません。

ブランド力

マキタ、HiKOKI、パナソニックといった主要メーカーの製品は、その信頼性と性能の高さから、中古市場でも高い評価を受けやすく、高価買取が期待できます。特にプロユースのモデルは、中古市場でも人気です。

製品の状態

未使用品はもちろんのこと、使用済みであっても外観が良好で動作が正常なもの、バッテリーの状態が良いものは、査定額が高くなります。元箱や付属品の有無も重要です。

性能と機能

高トルク、正確なクラッチ設定、ブラシレスモーター、コンパクトな設計、キックバック防止機能などの安全機能といった要素は、製品の価値を維持する上で非常に重要です。

市場の需要

新しいモデルの登場や、特定の作業に特化した機能が評価されることで、特定モデルの需要が高まることがあります。

各工具のリセールバリューの傾向と特徴(2025年 未使用品買取相場を含む)

各モデルについて、2025年時点の未使用品としての買取相場情報(推定値)と、その特徴、リセールバリューの傾向をまとめました。

マキタ DF486D

DF486D
特徴マキタの18V BLMotorシリーズのパワフルなドライバドリルです。高トルクと優れた耐久性を持ち、金属や木材の穴あけ、ビス締めなど、幅広い作業に対応します。全長26㎜のコンパクトなヘッド長と頑丈な21段クラッチがプロから支持されています。

リセールバリュー傾向マキタ18Vバッテリーの普及率の高さと、DF486D自体の高い信頼性から、安定したリセールバリューが期待できます。2025年の未使用品買取相場は、フルセットで36,000円。本体のみで16,000円程度(ツールオフ表示額)です。

マキタ DF001G

DF001G
特徴マキタの最上位40Vmax XGTシリーズのドライバドリルで、圧倒的なパワーと耐久性が特徴です。最大トルクや作業スピードは群を抜いており、41段クラッチにより広い高負荷作業に耐えうる使用となっています。防じん・防滴性能も強化されており、現場の支持が高い商品です。

リセールバリュー傾向マキタの最新・最強プラットフォームの製品であるため、非常に高いリセールバリューを誇ります。2025年の未使用品買取相場は、フルセットで37,000円。本体のみで18,000円程度(ツールオフ表示額)です。今後も安定した取引額が期待されます。

HiKOKI DS36DC

DS36DC
特徴HiKOKIの36V Multi Voltバッテリーシステムに対応したブラシレスドライバドリルです。高出力に加え、キックバック防止機能(RFC)などの安全機能も充実しています。コンパクトながらもパワフルな作業が可能で、プロの現場での多様なニーズに応えます。

リセールバリュー傾向Multi Voltバッテリーの汎用性の高さと、DS36DC自体の高性能・高機能性から、高いリセールバリューを維持する傾向にあります。2025年の未使用品買取相場は、フルセットで28,000円。本体のみで16,000円程度(ツールオフ表示額)です。今後も安定した取引額が期待されます。

HiKOKI DS36DA

DS36DA
特徴DS36DCと同様に36V Multi Voltバッテリーシステムを採用したモデルで、高いパワーと耐久性を備えています。基本的な性能はDS36DCと共通しており、様々な作業に対応できる汎用性の高さが魅力です。

リセールバリュー傾向DS36DCと非常に近い性能を持つため、同様に良好なリセールバリューが期待できます。2025年の未使用品買取相場は、フルセットで24,000円。本体のみで12,000円程度と推測されます。

Panasonic EZ1DD1

EZ1DD1
特徴18V/14.4VのDual電圧に対応したブラシレスドライバドリルです。パナソニック独自の電子クラッチ制御により、精度の高いトルク管理が可能で、繊細な作業からパワフルな作業まで対応します。Panasonic史上最小・最軽量のコンパクトな設計も特徴です。

リセールバリュー傾向パナソニック製品はその品質と精密制御技術に定評があり、特定の専門分野(電気工事など)で根強い人気があります。Dual電圧対応による汎用性も評価され、安定したリセールバリューが期待されます。2025年の未使用品買取相場は、フルセットで28,000円。本体のみで12,000円程度(ツールオフ表示額)です。

Panasonic EZ74A3

EZ74A3
特徴EZ1DD1と同様にDual電圧対応のブラシレスドライバドリルで、非常にコンパクトながら高耐久・高出力が特徴です。特に狭い場所での作業や、取り回しの良さが求められる現場で真価を発揮します。

リセールバリュー傾向コンパクトさと高い作業性を両立しているため、特定の専門分野(電気工事など)で一定の需要があります。パナソニック製品全体の傾向と同様に、安定したリセールバリューが期待できます。2025年の未使用品買取相場は、フルセットで30,000円。本体のみで10,000円程度(ツールオフ表示額)です。

リセールバリューが低下しにくい工具

2025年の未使用品買取相場情報に基づくと、以下のドライバドリルがリセールバリューの低下が比較的少ないと言えます。

マキタ DF001G (40Vmax)

マキタの最上位かつ最新プラットフォームに属し、圧倒的なパワーと性能が最大の強みです。このクラスの性能は、プロの現場で常に高い需要があり、新しいモデルが出たとしてもその価値は比較的長く維持されます。

HiKOKI DS36DC (36V Multi Volt)

Multi Voltバッテリーシステムの高い汎用性(36Vと18V両用)と、ドライバドリル自体の高い出力・安全性・耐久性が評価されます。 HiKOKIブランドの信頼性も相まって、長期的に高いリセールバリューを保ちやすいです。

マキタ DF486D (18V)

マキタの18Vプラットフォームは市場で最も普及しており、DF486Dはその中でも高性能かつ非常に信頼性の高い定番モデルです。ユーザー数が多いため中古品への需要が常に高く、価格が大きく変動しにくい傾向にあります。

 
これらのモデルは、それぞれが持つ「最高の性能・最新技術」「優れた汎用性とパワー」「盤石なブランドと信頼性」といった強みによって、市場価値を維持しやすいと考えられます。

各メーカーの買取価格が落ちる時期の傾向

電動工具全般の買取価格は、メーカーに関わらず、市場の需給バランスや新製品のリリース時期に大きく影響されます。

買取価格が上がりやすい時期


春(3月~5月頃):年度替わりで建設・工事業界の仕事が活発になる時期であり、工具の需要が高まります。

秋(9月~11月頃):年末に向けた工事の追い込みや、下半期のプロジェクト開始に伴い、再び工具の需要が増加します。

買取価格が落ちやすい時期


新モデルの発表・発売直後:メーカーが新型モデルを発売すると、旧モデルの新品価格が下がる傾向にあり、それに伴って中古品の買取価格も影響を受けます。特に、大幅な性能向上や新機能が追加された場合は、旧モデルの価格下落が顕著になることがあります。

需要の少ない時期:一般的に、年末年始や夏季休暇など、工事が停滞する時期は工具の需要が落ち込み、買取価格も軟調になる傾向があります。

決算期前:メーカーや販売店が在庫を調整するため、新品の割引販売などを行う場合があります。これにより、新品価格が下がることで、中古品の買取価格にも下方圧力がかかります(特に3月の期末決算前や9月の中間決算前)。

これらの傾向は一般的なものであり、個々の製品の状態や市場の動向によって変動します。高価買取を狙う場合は、工具の状態を良好に保ち、これらの市場の傾向を考慮して売却時期を検討することが重要です。
一度工具買取専門店に買取額の確認を取り、検討材料とすることをお勧めします。

電動工具の買取価格や査定方法について詳しく知りたい方は、ツールオフの電動工具高価買取ページで最新情報をご確認ください。

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