【2025年版】各社コアドリル買取価格(リセールバリュー)比較まとめ

更新日:2025年6月11日

電動工具のコアドリルについて、2025年の未使用品買取相場情報をもとにリセールバリューを比較検証します。コアドリルは専門性の高いプロ向け工具であり、一般的な電動工具と比較して買取相場の情報が限られる場合があります。

コアドリルの残価率比較表(2025年・未使用品)

メーカー型式ECサイト販売価格(税込)買取価格(未使用品)残価率(%)
シブヤTS-095約 115,000 円約 60,000 円約 52.2%
シブヤTS-092約 91,000 円約 60,000 円約 65.9%
コンセックSPJ-123M約 120,000 円約 65,000 円約 54.2%
コンセックSPJ-123C約 120,000 円約 70,000 円約 58.3%
HILTIDD120約 260,000 円約 109,000 円約 41.9%

※残価率=2025年の買取価格 ÷ ECサイト販売価格

どの工具のリセールバリューが低下しにくいのか

上記の2025年未使用品買取相場とブランドの特性を考慮すると、HILTI DD120が最もリセールバリューが低下しにくい傾向にあると言えます。その理由は以下の通りです。

HILTIのブランド力

HILTIは、プロフェッショナルな現場で最高の信頼性と性能を誇るブランドとして確立されています。製品は非常に堅牢で高耐久性があり、長期使用を前提とした設計がなされています。

初期投資が高い

HILTI製品は初期導入コストが高い分、は中古市場でも価値が維持されやすく、高値で取引される傾向があります。

技術とサポート

HILTI独自の先進技術(低振動機構など)や、充実したアフターサポートも、中古市場での需要を支える要因となります。

 

シブヤやコンセックも、コアドリルの専門メーカーとして高い評価を受けています。特に高出力モデルや比較的新しいモデルは良好なリセールバリューを維持しやすいですが、HILTIには一歩譲る形となります。

各工具のリセールバリュー傾向と特徴

コアドリルは、鉄筋コンクリートや石材などへの精密な穴あけを行うための専門工具であり、その性能や耐久性、メンテナンス性がリセールバリューに大きく影響します。

シブヤ TS-095

TS-095
特徴:コンパクトで軽量ながら、900Wの定格出力を持ち、鉄筋コンクリートやブロック、石材などの穴あけに適しています。乾式・湿式兼用の設計(ただし乾式には専用コアビットが必要)で、汎用性が高いです。特に乾式で手持ち作業が可能なモデルは、取り回しの良さから需要があります。

リセールバリュー傾向:シブヤはコアドリル専門メーカーとして高い知名度と信頼性を持ち、プロの間では定番ブランドです。TS-095のような比較的軽量で汎用性の高いモデルは、中古市場でも安定した需要があります。ただし、より高出力なモデルや最新モデルと比較すると、リセールバリューはやや劣る可能性があります。

シブヤ TS-092

TS-092
特徴:TS-095の旧モデル、または同等クラスの性能を持つコアドリルです。基本的な用途や特徴はTS-095と似ていますが、モーター出力や機能面でわずかな劣ります。

リセールバリュー傾向:TS-095と同様にシブヤブランドとしての安定した需要はありますが、型落ちモデルであるため、TS-095より買取価格は下がる傾向にあります。状態や付属品の有無が特に重要になります。

コンセック SPJ-123M

SPJ-123M
特徴:湿式専用のコアドリルで、鉄筋コンクリートのコア抜きに特化しています。高性能なモーターと堅牢な作りが特徴で、オプションの自動送り装置と組み合わせることで作業効率を大幅に向上させることができます。最大コアビット径は120mm程度。

リセールバリュー傾向:コンセックもシブヤと同様にコアドリルの専門メーカーであり、特に湿式コアドリルでは高い評価を得ています。SPJ-123Mはプロ向けの主力モデルであり、高負荷作業に対応できるため、中古市場でも堅実な需要があります。湿式であるため、使用後の手入れが重要です。

コンセック SPJ-123C

SPJ-123C
特徴:SPJ-122Cの上位モデルであり、より高出力(1500W)で、最大コアビット径も大きく(160mm程度)、高負荷・大径のコア抜き作業に対応します。より過酷な現場での使用を想定した設計がなされています。

リセールバリュー傾向:SPJ-122Cよりも高性能であるため、同程度の状態であれば、SPJ-123Cの方が高いリセールバリューを維持しやすいです。高出力モデルは需要が安定しており、買取価格も高水準で推移しやすい傾向にあります。

HILTI DD120

DD120
特徴:コンパクトながらパワフルな湿式/乾式兼用コアドリルで、特に鉄筋コンクリートへの穴あけに強みを発揮します。HILTI製品特有の堅牢性、高精度、そして高耐久性が特徴です。デジタル表示による穴あけ深さ測定や傾斜測定機能など、作業支援機能が充実しており、AVR(アクティブバイブレーションリダクション)による低振動も実現しています。

リセールバリュー傾向:前述の通り、HILTI製品は新品価格が高価である一方、その卓越した性能と耐久性、ブランド力により、中古市場でも非常に高いリセールバリューを誇ります。DD120は高機能で汎用性が高いため、プロからの安定した需要があり、最も価格が低下しにくいモデルの一つと言えます。

2025年未使用品の買取相場(参考情報)

各モデルの2025年時点の未使用品買取相場は以下の通りです。これらの相場は、買取業者、時期、市場の需要、および付属品の有無によって大きく変動します。特にコアドリルは、本体に加えて、コアドリルスタンドや給水タンク、各種コアビットといった付属品の有無が査定額に大きく影響します。

シブヤ TS-095

未使用品で約60,000円~100,000円(定価の3~5割程度が目安)

シブヤ TS-092

未使用品で約50,000円~80,000円(旧モデルまたは類似クラス)

コンセック SPJ-122S

未使用品で約70,000円~110,000円

コンセック SPJ-123S

未使用品で約80,000円~130,000円(SPJ-122Sの上位モデル)

HILTI DD120

未使用品で約150,000円~250,000円(新品価格が高価なため、定価の5割前後が目安)

各メーカーの買取価格が落ちる時期の傾向

コアドリルは非常に専門性の高い工具であり、一般的な電動工具のような季節的な価格変動(例えばDIY需要によるもの)はあまり見られません。しかし、以下の要因で買取価格が変動する傾向があります。電動工具全般の買取価格についてはこちら

新製品の発表・発売時期

各メーカーがモデルチェンジや新型コアドリルの発売を行うと、旧モデルの価値は相対的に低下します。特に、より高性能なモーターや進化した機能(例えば、より高い破砕能力、低振動、スマート機能など)を持つ新機種が登場した場合、旧機種のリセールバリューは顕著に下がる可能性があります。

製品の状態と稼働時間

コアドリルは過酷な環境で使われることが多いため、状態による査定の差が大きくなります。使用感や傷の有無、動作音、モーターの状態、給水ポンプの動作などが価格に直接影響します。定期的なメンテナンス記録があれば、査定評価が高まることがあります。

付属品の有無

コアドリルは本体だけでなく、専用スタンド、給水タンク、バキュームポンプ、各種コアビット、電源ケーブル、取扱説明書、専用ケースなど、多くの付属品が必要です。これらの付属品がすべて揃っている場合、買取価格が大幅にアップします。特にHILTIはシステム全体での価値が高いため、付属品が完備しているかどうかが重要です。

市場の需要

特定の建設プロジェクトの増減など、専門市場の需要変動も買取価格に影響を与えることがあります。

 

総じて、コアドリルの中でもHILTI製品は、リセールバリューが最も低下しにくいといえます。シブヤとコンセックの製品も専門性の高さから一定の価値を保ちますが、HILTIのブランド力には及ばない傾向です。どのメーカーのコアドリルも、不要になった際は、できるだけ早く、そして付属品を全て揃え、良好な状態(清掃済みなど)で査定に出すことが、高価買取に繋がる最も効果的な方法です。

 

電動工具の買取価格や査定方法について詳しく知りたい方は、ツールオフの電動工具高価買取ページで最新情報をご確認ください。

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