【2025年版】各社シャーレンチ買取価格比較(リセールバリュー)まとめ

更新日:2025年6月11日

電動工具のシャーレンチについて、2025年の未使用品買取相場情報をもとにリセールバリューを比較検証します。シャーレンチは建築現場の構造物接合などに使用される非常に専門性の高い高価な工具であり、そのリセールバリューは一般的な電動工具とは異なる特性を持ちます。

シャーレンチの残価率比較表(2025年・未使用品)

メーカー型式ECサイト販売価格(税込)買取価格(未使用品)残価率(%)
マキタWT310DPG2約 178,000 円約 161,000 円約 90.4%
マキタ6920NB約 200,000 円約 75,000 円約 37.5%
TONEM3100CT約 266,000 円約 30,000 円約 11.3%
HiKOKIWS20G約 170,000 円約 54,000 円約 31.8%

残価率[%] =100×(当社買取価格 / ECサイト販売価格) で算出をしております。

2025年未使用品の買取相場(参考情報)

シャーレンチは新品価格が高額な専門工具であるため、一般的な買取サイトでは「未使用品」としての明確な買取相場が提示されることは稀です。ここでは、市場における新品価格からの一般的な減価率や、類似製品の買取実績を基にした推定の未使用品買取相場を示します。

マキタ WT310DPG2 (40Vmax充電式)

未使用品で約150,000円~250,000円
(新品市場価格:300,000円~400,000円程度)

マキタ 6920NB (100Vコード式)

未使用品で約70,000円~120,000円
(新品市場価格:150,000円~250,000円程度)

TONE M3100CT (100Vコード式)

未使用品で約90,000円~150,000円
(新品市場価格:200,000円~300,000円程度)

HiKOKI WS20G (100Vコード式)

未使用品で約70,000円~120,000円
(新品市場価格:150,000円~250,000円程度)

各工具のリセールバリュー傾向と特徴

シャーレンチのリセールバリューは、その専門性から、一般的な電動工具よりも「校正証明書の有無」「ソケットの状態」「全体的な精度維持能力」が特に重要になります。

マキタ WT310DPG2 (18V充電式シャーレンチ)

WT310DPG2
特徴:マキタの18Vシリーズに属する充電式シャーレンチで、コードレスでありながらAC機に匹敵する強力な締付け能力を誇ります。ソケット交換が容易なワンタッチプッシュリリース式を採用し、業界初の締付け角度をデジタル表示する機能(角度表示機能)も搭載しています。高輝度LEDライトも備え、作業性が大幅に向上しています。

リセールバリュー傾向:充電式シャーレンチという先進性、18Vという高出力バッテリープラットフォーム、そしてマキタの強力なブランド力により、非常に高いリセールバリューを維持します。今後、コードレス化が進むにつれて、さらに需要が高まる可能性があります。

マキタ 6920NB (100Vコード式シャーレンチ)

6920NB
特徴:マキタのACコード式シャーレンチの定番モデルであり、長年にわたり現場でその耐久性と安定した締付け能力が評価されてきました。M16・M20のボルトに対応しており、堅実な作業を支えます。

リセールバリュー傾向:マキタの安定した需要と、プロ向けの堅牢な作りにより、一定のリセールバリューを維持します。しかし、WT310DPG2のような充電式モデルの登場により、コード式モデル全体の買取相場は緩やかに低下していく傾向にあります。

TONE M3100CT (100Vコード式シャーレンチ)

M3100CT
特徴:ボルト・ナット締結工具の専門メーカーであるTONEの主力シャーレンチの一つです。小型・軽量設計で取り回しがしやすく、高精度なトルク管理技術に定評があります。高力ボルトM16に対応し、プロの間で高い信頼を得ています。

リセールバリュー傾向:TONEはシャーレンチにおいて非常に高い専門性とブランド力を持つため、コード式であっても高い信頼性から安定したリセールバリューを維持しやすいです。特に、その精度や耐久性を重視するプロからは常に一定の需要があります。

HiKOKI WS20G (100Vコード式シャーレンチ)

WS20G
特徴:HiKOKI(旧日立工機)のACコード式シャーレンチで、高力ボルトM16・M20に対応しています。堅牢なボディと安定した締付け性能が特徴で、マキタやTONEと同様にプロの現場で広く使われています。

リセールバリュー傾向:マキタと並ぶ大手メーカーの製品として、プロからの信頼は厚く、堅実なリセールバリューが期待できます。ただし、マキタの最新充電式モデルやTONEの専門性と比較すると、買取相場は同等かやや低い水準で推移する可能性があります。

どの工具のリセールバリューが

上記の推定買取相場と各工具の特性を踏まえると、マキタ WT310DPG2(18V充電式)が最もリセールバリューが低下しにくい傾向にあると言えます。その主な理由は以下の次の3点です。

最新の充電式技術

: マキタ18Vシリーズは高出力かつコードレスの作業性で、プロの現場から高く評価されています。シャーレンチのような高負荷作業においてコードレス化は大きな利点であり、需要が急速に高まっています。

先進的な機能

: WT310DPG2の優れた防じん・防滴性能など、最新技術を搭載したモデルは、旧来のコード式モデルより取り回しがよく、その起動性から買取価格が高くなりやすい傾向があります。

マキタのブランド力

: 電動工具市場におけるマキタの揺るぎないブランド力と広範な販売・サポートネットワークも、リセールバリューの維持に貢献しています。

 

次いで、TONE M3100CTも、シャーレンチ専門メーカーとしての高い信頼性と精密なトルク管理技術により、コード式ながらも高いリセールバリューを維持しやすいモデルです。

各メーカーの買取価格が落ちる時期の傾向

シャーレンチのような高価で専門性の高い電動工具は、一般的な電動工具のような季節的な需要変動による価格の落ち込みは小さい傾向にあります。しかし、以下の要因で買取価格が変動します。電動工具全般の買取価格はこちら

新製品の発表・発売時期

各メーカーがモデルチェンジや新型シャーレンチ(特に充電式で高出力なモデルや、画期的な機能を持つモデル)の発売を行うと、旧モデルの価値は相対的に低下します。最新技術(例:マキタの40Vmaxシリーズ)の導入は、従来のコード式モデルの価値を大きく下げる要因となります。

校正証明書の有無

シャーレンチは締付けトルクの精度が非常に重要であるため、定期的な校正が行われていることが証明できる場合(校正証明書が付属する場合)は、買取価格が大幅にアップします。校正が期限切れ、または未実施の場合、買取価格は大きく下がります。

製品の状態と消耗品の状況

シャーレンチは高負荷作業に使用されるため、本体の破損やモーターの異音、コードの劣化などが見られることがあります。特に内ソケット・外ソケットの状態は消耗品であり、査定額に最も大きな影響を与える要素です。ソケットの摩耗が激しい場合や、付属品が欠品している場合は査定額が下がります。

市場の需要

大規模な建設プロジェクトの増減など、特定のプロフェッショナル市場の需要変動も買取価格に影響を与えることがあります。

 

結論として、シャーレンチにおいては、マキタのWT310DPG2(18V充電式)が最もリセールバリューが低下しにくいです。次いでTONE M3100CTも、安定したリセールバリューを維持しています。不要になった際は、できるだけ早く、校正証明書を添付し、付属品を全て揃え、きれいな状態(特にソケットの状態)で査定に出すことが、できるだけ良い条件での買取を実現するために、最も有効な方法といえるでしょう。

電動工具の買取価格や査定方法について詳しく知りたい方は、ツールオフの電動工具高価買取ページで最新情報をご確認ください。

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