【2026年版】VVF・CV・IVケーブルの買取相場 査定基準と高く売るコツ
電材買取関連コラム
2026年2月12日
ケーブル類は電材買取の中心
電材の中でも、ケーブル類(電線)は買取相談が特に多い“中心ジャンル”です。理由はシンプルで、現場での使用量が多く、発注の都合や仕様変更で余りやすいから。しかも未使用の巻き物が倉庫に残りやすく、「いつか使うかも」と置いているうちに在庫が増えていく……という流れは、電気工事あるあるかもしれません。
もう一つ大きいのは、ケーブルが「規格で価値が見えやすい」ことです。VVFなら芯数と太さ、CVならsqと芯数、IVなら太さや色。こうした情報が分かれば、次に必要とする人が想像しやすく、査定も組み立てやすくなります。逆に、同じケーブルでも規格表示が読めない、長さが曖昧、保管状態が悪いとなると、途端に評価がブレやすくなるのがケーブル買取のリアルです。
そして2026年時点で意識しておきたいのが、ケーブル相場は“固定”ではないという点です。ケーブルは材料相場(特に銅)や市場の需給の影響を受けやすく、同じ規格でも時期によって見られ方が変わります。つまり「高く売るコツ」は、単に相場の良し悪しだけでなく、規格・状態・出し方を整えて“評価される形”にしてから相場に乗せること。ここを押さえると、査定の納得感がぐっと上がります。
VVFケーブルの買取相場
VVFケーブルは、住宅工事を中心に最も使用頻度が高い電線の一つで、ケーブル買取においても定番中の定番と言える存在です。流通量が多く、常に一定の需要があるため、未使用品であれば相場が大きく崩れにくいという特徴があります。一方で、よく出回る電材だからこそ、規格や状態によって評価の差がはっきり出やすいのもVVFケーブルの特徴です。
VVFケーブルの買取相場は、材料相場の影響を受けつつも、「どの規格か」「どの状態か」で見られます。未使用・未開封の巻き物は評価が安定しやすく、現場戻りや長期保管品であっても、使用されていなければ査定対象になるケースが多くあります。逆に、被覆の汚れや潰れ、クセが強く残っているものは、未使用でも評価が下がることがあります。
芯数・太さによる違い
VVFケーブルで特に重視されるのが、芯数と太さです。一般的に使用頻度の高い規格は需要が安定しており、買取でも動きが早くなります。例えば、2芯や3芯といった芯数の違い、1.6mmや2.0mmといった太さの違いは、用途が明確な分、査定時の判断材料として分かりやすいポイントになります。
太さや芯数によって、1巻あたりの重量や材料量が変わるため、同じVVFケーブルでも単価や総額に差が出ます。また、現場でよく使われる規格ほど再販しやすく、相場も安定しやすい傾向があります。反対に、使用頻度の低い規格や特殊な組み合わせの場合、未使用であっても動きがゆっくりになることがあります。
VVFケーブルを売却する際は、「VVF」という括りだけで考えず、芯数・太さごとに分けて見てもらうことが大切です。規格がはっきり分かる状態で出すことで、相場に沿った評価を受けやすくなり、査定のブレも小さくなります。
CV・IVケーブルの買取相場
CVケーブルとIVケーブルは、VVFケーブルに比べると使用される現場がやや限定されますが、その分、条件が合えば高評価になりやすいケーブルです。ビルや工場、設備関係の工事で使われることが多く、規格が合致すれば「探している人がはっきりしている」電材として見られます。
CVケーブルは太物が多く、1巻あたりの重量があるため、買取総額が高くなりやすい傾向があります。sq数や芯数によって用途が明確に分かれるため、規格表示がはっきりしている未使用品は評価が安定しやすくなります。一方で、需要が専門的な分、規格が合わない場合は動きが遅くなり、査定が慎重になることもあります。
IVケーブルは単線で使われることが多く、色別・太さ別に評価されるのが特徴です。制御盤内や配線用途などで一定の需要があり、未使用で規格が分かるものは買取対象になりやすくなります。ただし、こちらも用途がはっきりしている分、サイズや色が混在している場合は整理されていないと評価が下がることがあります。
CV・IVケーブルに共通して言えるのは、「規格が明確で、使える状態かどうか」が最重要ポイントになるという点です。長さが分からないものや、途中で加工されたケーブルは評価が分かれやすくなります。VVFよりも専門性が高い分、情報が揃っているかどうかが、そのまま買取相場に反映されるジャンルと言えるでしょう。
被覆あり・なし、残線の評価基準
ケーブル買取で判断が分かれやすいのが、「被覆があるかどうか」「残線として扱われるかどうか」という点です。同じケーブルでも、この違いによって評価の基準や買取可否が変わることがあり、事前に理解しておくことで無用な誤解を防ぐことができます。
まず被覆ありのケーブルは、基本的に“電材として再販できるか”という視点で見られます。未使用で被覆が傷んでおらず、規格やメーカー表示が確認できるものは、次の現場でそのまま使えるため評価されやすくなります。特に巻き物の状態で保管されているケーブルは、査定も安定しやすい傾向があります。
一方、被覆なしのケーブルや、被覆を剥いた状態のものは、電材としての再販が難しくなります。その場合は、製品としてではなく、材料としての価値で見られることが多く、評価の基準も変わります。電材買取というよりは、金属回収に近い扱いになるケースもあり、買取単価は大きく下がることがあります。
残線についても同様で、「使える長さかどうか」が大きな判断ポイントになります。一定以上の長さがあり、被覆や芯線に傷みがなければ買取対象になることもありますが、長さ不明、先端処理が雑、曲がりやクセが強いものは評価が難しくなります。残線は“次に使う人が安全に使えるか”という視点で厳しく見られます。
被覆の有無や残線かどうかは、ケーブルの価値を大きく分ける要素です。「同じケーブルなのに評価が違う」と感じた場合、多くはこの部分が影響しています。売却前に状態を確認し、どの扱いになるのかを把握しておくことで、査定結果への納得感も高まります。
ケーブルを高く売るポイント
VVF・CV・IVケーブルを少しでも高く、納得感を持って売却するためには、相場を見るだけでなく「評価されやすい状態で出すこと」が重要になります。ケーブルは規格がはっきりしている分、準備次第で査定結果が変わりやすい電材でもあります。
まず意識したいのは、規格情報を分かりやすくすることです。芯数、太さ、sq数、メーカーなどが一目で分かる状態であれば、査定はスムーズに進みます。外装フィルムやラベルが残っている場合は、無理に外さず、そのままの状態で出すのが理想です。規格が確認できるだけで、相場に沿った評価を受けやすくなります。
次に重要なのが、状態の整理です。未使用の巻き物は、保管中に付いた汚れやホコリを軽く落とすだけでも印象が変わります。残線の場合は、長さが分かるようにまとめておく、被覆や芯線に傷がないかを確認するといった一手間が、評価の分かれ目になることがあります。「使える状態かどうか」を意識することがポイントです。
また、数量とまとめ方も見逃せません。同一規格・同一メーカーのケーブルをまとめて出すことで、再販しやすくなり、結果として査定が安定することがあります。バラバラに保管されているケーブルがあれば、一度集めて整理してから相談するだけでも、見られ方が変わるケースは少なくありません。
そして最後に、売却のタイミングです。ケーブルは材料相場や市場の動きの影響を受けやすいため、「使う予定がなくなった時」が実質的な売り時になりやすいと言えます。保管している間に規格が古くなったり、状態が落ちたりする前に動くことで、相場が残っているうちに売却しやすくなります。
「このケーブルは売れるのか」「今出すべきか迷う」と感じた場合は、相場感だけでも確認してみるのがおすすめです。電材・電設資材の買取について詳しく知りたい方は、以下のページも参考になります。
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ケーブル買取は、規格・状態・出し方を整えることで結果が変わります。少しの準備と判断で、査定の納得感は大きく変わるでしょう。