【ジャンル別】電材買取相場一覧 VVF・CV・IVケーブル/分電盤/ブレーカーまで解説

電材買取関連コラム

2026年2月10日

電材はジャンル別に相場が異なる

電材を売ろうとしたとき、多くの方が最初に気にするのは「全部まとめていくらになるのか」という点かもしれません。倉庫や車庫にある電材を一式で見てしまうと、つい“一括りの価値”で考えてしまいがちです。ただ、実際の買取現場では、その見方はほとんどされていません。電材はジャンルごとに、まったく別のものとして評価されているのが実情です。
というのも、電材は種類によって「動き方」が大きく違います。ケーブル類は使用量が多く、常に一定の需要がありますが、その一方で材料相場の影響を受けやすく、価格が上下しやすいジャンルです。配線器具やブレーカーになると話は変わり、相場を左右するのは材料価格よりも、メーカーや型番、現行品かどうかといった情報面になります。さらに照明や弱電材では、市場の流れや技術の切り替わりが早く、「今、求められているかどうか」が評価に直結します。
こうして見ると、電材は同じ箱の中に入っていても、それぞれが違うルールで価値を決められていることが分かります。ケーブルは規格や長さが揃っているか配線器具はシリーズや数量がまとまっているか分電盤やブレーカーは情報がきちんと残っているか。ジャンルごとに“見られるポイント”が異なるため、まとめ方一つで印象が変わることも少なくありません。
電材買取で納得感を得るために大切なのは、「高く売るテクニック」を探すことよりも、「どう見られているか」を知ることです。ジャンル別に相場が違うという前提を押さえておくだけで、倉庫整理や余剰在庫の売却でも、価値のある電材を埋もれさせずに済みます。ここから先は、ジャンルごとの特徴をもう少し具体的に見ていきましょう。

ケーブル類の買取相場

電材の中でも、買取相談が特に多いのがケーブル類です。現場での使用量が多く、余剰や未使用のまま残りやすいため、「これも売れるのだろうか」と気になる方も多いジャンルと言えるでしょう。ケーブル類の相場を考えるうえで押さえておきたいのは、需要の多さに加えて、材料相場や規格の違いが価格に影響しやすいという点です。
ケーブルは一見すると同じように見えても、種類や用途によって評価のされ方が変わります。住宅向けで流通量の多いもの、設備や工場で使われるもの、それぞれに“動きやすい相場”があり、買取ではその違いがはっきり表れます。まずは代表的なVVFケーブルから見ていきましょう。

VVFケーブルの相場と特徴

VVFケーブルは、一般住宅や小規模な建物で広く使われている、いわば定番中の定番です。そのため買取市場でも常に一定の需要があり、未使用品であれば比較的安定した評価を受けやすい傾向があります。相場は銅相場の影響を受けやすく、時期によって上下しますが、「売れない」という状況になりにくいのがVVFケーブルの強みです。
査定で見られるポイントは、芯線サイズや芯数、メーカー、そして状態です。需要の多いサイズや規格は動きが早く、買取価格も安定しやすくなります。一方で、被覆の汚れや潰れ、保管時のクセが強く残っている場合は、未使用であっても評価が下がることがあります。倉庫に保管していたVVFケーブルは、売却前に外観を確認し、ラベルがはっきり読めるかどうかをチェックしておくと安心です。

CV・IVケーブルの相場と違い

CVケーブルやIVケーブルは、VVFケーブルに比べると用途がやや専門的で、ビルや工場、設備関係で使われることが多いケーブルです。CVケーブルは太物が多く、1巻あたりの重量もあるため、条件が合えば買取価格が高くなりやすい傾向があります。IVケーブルは単線で使われることが多く、色別・サイズ別に評価されるのが特徴です。
これらのケーブルで特に重要になるのが、規格や長さが明確かどうかです。未使用であっても、途中でカットされていたり、残量が分からなかったりすると評価が難しくなります。また、需要が専門的な分、規格が合えば評価されやすく、合わなければ動きが遅くなるという差も出やすいジャンルです。同じ規格・同じメーカーで揃っている場合や、まとめて売却できる場合は、査定でプラスに働くことがあります。

配線器具・ブレーカー・分電盤の買取相場

配線器具やブレーカー、分電盤は、ケーブル類とは少し違った見られ方をする電材です。材料相場よりも、「どのメーカーの、どの型番か」「今も使われている製品かどうか」といった情報面が価格を左右します。そのため、未使用であっても評価に差が出やすく、相場を理解しておくことで納得感のある売却につながりやすくなります。
スイッチやコンセントなどの配線器具は、現場での使用頻度が高く定番シリーズであれば安定した需要があります。特に箱入りの未使用品や、数量がまとまっているものは評価されやすい傾向があります。一方で、シリーズが混在していたりメーカーが分からない状態だったりすると、同じ未使用でも見られ方が変わることがあります。
ブレーカーや分電盤になると、安全性が重視される分、査定もより慎重になります。メーカー名、型番、仕様がはっきり分かるものは、再販時のリスクが低いため評価が安定しやすくなります。現行品や比較的新しいモデルであれば、未使用品は高評価につながるケースもあります。逆に、年式が古いものや、仕様が不明なものは、未使用でも評価が分かれることがあります。
分電盤はサイズや構成によっても相場が変わる電材です。回路数や内蔵機器の内容によって需要が異なり、付属品や説明書が残っているかどうかも判断材料になります。現場で余った分電盤や予備品がある場合は、メーカーや型番が分かる状態を保っておくだけでも、査定時の印象が大きく変わります。
配線器具・ブレーカー・分電盤は、ジャンルとしては地味に見えるかもしれませんが、情報が揃っていれば評価されやすい電材です。売却を考える際は、「使えるかどうか」だけでなく、「次に使う人が安心できるか」という視点で見てみると、相場の見え方が変わってくるでしょう。

その他電材(照明・弱電材)の評価傾向

照明器具や弱電材は、電材の中でも評価の幅が広く「これは売れる」「これは難しい」が分かれやすいジャンルです。ケーブルや配線器具と違い、使用環境や市場の流れに影響を受けやすいため、相場も一律ではありません。だからこそ、売却前に傾向を知っておくことが重要になります。
照明器具については、現在の市場ではLED関連の需要が中心です。未使用のLED照明や現行モデルは評価されやすい一方で、旧来の蛍光灯器具や水銀灯などは、未使用であっても相場が伸びにくい傾向があります。これは性能の問題というよりも、市場全体が新しい規格へ移行している影響が大きく、「今後も使われるかどうか」が判断基準になっているためです。
弱電材はさらに評価が分かれやすいジャンルです。LAN関連機器、インターホン、センサー類、制御用の小型機器など、用途がはっきりしているものは買取対象になりやすい反面、仕様や対応規格が分かりにくいものは評価が難しくなります。メーカー名や型番、付属品の有無が、そのまま査定の判断材料になることも少なくありません。
また、照明や弱電材は単品では動きにくくても、まとめて売却することで扱いやすくなるケースがあります。同一メーカーで揃っている同じ用途の製品が複数あるといった場合は、買取業者側も再販を想定しやすくなります。倉庫に眠っている電材を見直す際は、「これは売れない」と決めつけずジャンルごとに整理してみることが大切です。
照明・弱電材は相場の変化が比較的早いジャンルでもあります。市場の切り替わりが進む前に動くことで、評価が残っているうちに売却できる可能性も高まります。使う予定がない電材ほど、早めに価値を確認しておくと安心です。

ジャンル別相場を把握する重要性

電材買取で「思っていたより安かった」「これはもっと評価されると思っていた」という声が出やすいのは、電材全体を一つの基準で見てしまうことが原因である場合が少なくありません。実際には、ケーブル、配線器具、分電盤、照明、弱電材といったジャンルごとに、相場の考え方も評価の軸も異なります。この違いを知っているかどうかで、売却時の納得感は大きく変わってきます。
例えば、ケーブル類規格や状態が揃っていれば相場に乗りやすく、売却のタイミングによって価格が動きます。一方で、配線器具やブレーカー、分電盤は、メーカーや型番、現行かどうかといった情報面が評価を左右します。照明や弱電材になると、市場の流れや規格の切り替わりが影響し、「今も必要とされているかどうか」が重要になります。こうした違いを理解せずに一括で考えてしまうと、本来評価される電材の価値を見逃してしまうことがあります。
ジャンル別に相場を把握しておくと、倉庫整理や現場余剰品の扱い方も変わってきます。ケーブルは規格ごとにまとめる配線器具はシリーズやメーカーで仕分ける分電盤やブレーカーは情報が分かる状態を保つ。こうしたひと手間が、査定の進み方や評価の安定につながります。特別な知識がなくても、「ジャンルを分けて考える」だけで結果が変わることは珍しくありません。
もし手元に電材があり、「これはどのジャンルに当たるのか」「今売るべきかどうか分からない」と感じた場合は、電材の取り扱いに慣れた買取サービスで相場感を確認してみるのも一つの方法です。電材・電設資材の買取について詳しく知りたい方は、以下のページも参考になります。

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電材は、使われずに保管されている間にも、市場の状況によって価値が変わっていきますジャンル別に相場を理解し、分かりやすく整理して売却する。その意識を持つことで、電材買取はより納得感のあるものになるでしょう。