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竹田の部屋

    農機具メーカーランキング

    投稿日:2021年11月8日

    本日の
    スタッフ
    岡野

     

    農機具を初めて購入する人が相談を受けることも最近増えてきたのですが、特に経験の浅い方からよく聞かれることとして「初めての農機具選びはどこのメーカーが良いのだろうか?」というものがあります。
    土壌や目的などで、もちろんふさわしいメーカーは異なるのでお答えすることはケースバイケースなのですが、やはり「どこの農機具メーカーが一番大手で、信頼できるのか?」ということを、皆さん気にされます。
     
    もちろん、ただ大手でシェア率の高いメーカーを選べばいい…というものでもないのですが、確かにメンテナンスやアフターサービスなどは、生産台数が多くシェア率の高い上位企業の方が頼りがいもある傾向はあります。
    そして人気がある…ということはやはり理由があるもので、その理由が自分の求めているニーズに合致するのであれば言うことはありません。
    今回は農機具全体について、どのようなメーカーがシェアを占めているのか、参考となるようランキング形式でご紹介していきます。

     

    農機具・国内シェア率のランキング

     

    ここで言う農機具とは耕運機・トラクター・刈払い機・田植え機・コンバイン・防除機などを指します。
    ざっくり生産台数でみていくと2016年データでは、
    ◎刈払い機…約100万台  がダントツでトップです。続いて、
    ○防除機…約17万台
    ○トラクター…約13万台
    ○耕うん機…約12万台 と続きます。
     
    コンバインなどは納期の代表格なのですが台数でみるとここからぐっと落ちて約1万4千台という所で、やはり単価の高い農機・大型で扱いに注意を要する農機は「台数」だけ見るとそれほど多くはないようです。
    そして、こうした農機全体を見ると年間で約150万台が生産されています。
    農機の種類別シェアも後日取り上げさせていただきますが、今回は農機全体でどれだけのシェアを持つのか、国内を中心に売上ベース(直近の2020年のもの)でランキングにしていきます。

     

    第1位…「クボタ」

     

    クボタは日本のみならず世界でも第2位の売り上げを誇る日本一の農機メーカーです。
    創業は1890年と大変歴史もあり、「大出鋳物」として創業された同社は1990年に現在の社名(株式会社クボタ)となりました。
    売り上げは2020年時点で年商1兆8500億円と大変な規模なのですが、その7割近くが海外のもので日本の売り上げは3割に過ぎませんが、それでも国内の売り上げトップシェアである約35%を占めています。
    幅広い農機具ジャンルでトップ商品をリリースしていますが、特に知名度が高いのが定番である赤いトラクターではないでしょうか。
    特に主力としている小型ディーゼルトラクターには高性能エンジンが搭載され、また多段トランスミッションなど作業に合わせて効率よく動けるよう設計されているので世界中で信頼されています。

     

    第2位・・・「ヤンマー」

     

    ヤンマーも売上合計約7800億円(2020年)を誇る農機具メーカー大手で、世界ランキングでも5位に入っています。 ヤンマーディーゼルなどのテレビCMや天気予報などで覚えている方も多いと思います。
    創業はこちらも1912年と古く、もともとは「山岡発動機工作所」として運営していたのが紆余曲折を経て2013年に現在の持ち株会社である「ヤンマーホールディングス株式会社」を正式名称としました。
    元々発動機(エンジン)を専門としていたことからディーゼルエンジンの分野が強いという特徴があり、このことから同社のトラクターに代表される農機具は故障が少ない、という特色を持っています。
    また比較的、年式が古めのものでもほかのメーカーと比較すると価格が落ちにくく中古市場でも評価されやすい…という傾向があるようです。
    最近では自動運転トラクターなど、何かと特色のあるモデル・機能を積極的にリリースしています。

     

    第3位…「イセキ」(井関農機株式会社)

     

    イセキは愛媛県松山市に本店を持ちつつ東京に本社があり、全国展開している農機メーカーです。
    正式には「井関農機株式会社」で、1926年以来こちらも伝統があるので農機全体では2位のヤンマーに次いで、それほど劣らない国内シェアを誇っています。(海外より国内に強いブランドと言えるでしょう)
    農機全体としてみると、比較的価格がリーズナブルで軽量のものが多いイメージがあります。
    イセキといえば思い浮かぶのは当時画期的な田植え機であった「さなえ」シリーズではないでしょうか。
    種類別でみていくとどちらかと言えば早苗シリーズに代表される田植え機やコンバインに強く、以前はどちらもシェアトップになっていたほどです。

     

    第4位・・・「やまびこ」

     

    株式会社やまびこは、2008年に「株式会社共立」と「新ダイワ工業株式会社」が合併することで誕生した農機メーカーで、東京都青梅市に本拠を置いています。
    農機の周辺的なニーズもあるチェーンソーやヘッジトリマー、溶接機や発電機なども手掛けているのですが、農機の中では特に刈払い機や防除機など、どちらかというと小型のものに力を入れているメーカーです。
    トラクターやコンバインなどといった「花形農機」分野ではそれほど存在感がなく、また合併成立してから年も浅いのでそれほどの知名度はないのですが、技術力に強みを持っているチェーンソー分野を初めとしてかなりの台数を生産・販売しています。

     

    第5位…三菱マヒンドラ農機

     

    三菱マヒンドラ農機は名前の通り三菱系列の、農業機械全般を生産・販売する会社で島根県に本社で、会社としては1980年に設立されたばかりです。
    しかしブランドとしての歴史はそれ以前から佐藤造機株式会社による「サトー」ブランドとしてよく知られており、戦後の高度成長期にはトラクターの分野でも次第に大型のものもリリースするようになっていきました。
    直近では大型トラクターである「M-Star」など、話題性のある最新機種も投入しています。
    全体の特色としては耐久性と安全性をかなり重視したモデルが多いので、古めの中古でも人気が出やすいメーカーの一つと言えるでしょう。

     

    番外として「スチール」グループも存在感あり

     

    スチールグループというと、聞きなれない名前かもしれませんが、海外のメーカーです。
    日本国内での売り上げは少ないものの、総売り上げは2020年で約5900億円と、国内メーカー1位のクボタ、2位のヤンマーに引けを取らない規模です。
    スチールは農機具の中でもコンバインやトラクターなどではなく、チェーンソーや刈払い機などに強く、特にチェーンソーの世界販売台数はNo,1です。
    もちろん日本での売り上げはその一部なので今回の国内ベスト5には入れていないのですが、農機の中でも特に「カットする」ジャンルであれば無視できない存在感を持っています。

     

    海外(世界)での農機具メーカーランキングは?

     

    世界の農機市場規模は、リサーチ会社により数値のばらつきはあるものの2019年現在で約1200~1500億ドル(12-15兆円)と言われており、人口の増加などに伴って市場自体も年6%-9%成長していく…と予想されています。
     
    成長する世界市場に挑戦する日本の農機メーカーも多く、特に日本ランキング1位のクボタ、2位のヤンマーについては世界ランキングのベスト5にも食い込んでいます。
    ちなみに2020年の世界農機売り上げベスト5は、
    1位…ジョンディア(米国)…13.3%
    2位…クボタ(日本)…9.5%
    3位…CNHインダストリアル(イタリア)…7.3%
    4位…アグコ(米国)…6.1%
    5位…ヤンマー(前年は6位、日本)…5.0%
    となっています。
     
    世界的な農機メーカーとなるためには稲作中心のアジア、畑作中心のアメリカ・ヨーロッパ向けにそれぞれ幅広いラインナップを持つ必要があり、そのための技術力と販売・メンテナンスの拠点といったいろいろな条件をクリアしていなければなりません。 (そのため特化し過ぎているメーカーは上位に来ていません)
    その意味でクボタ・ヤンマーの技術力、そして信頼性は国内メーカーでも群を抜いていると言えるのではないでしょうか。
    今後も日本の農機メーカーの躍進から、目が離せません!

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