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ウォシュレット・温水洗浄便座の上手な選び方とは
更新日:2022年4月28日
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目次
ウォシュレットの設置が可能な環境か要確認
ウォシュレットを設置しようとする際、まず最初にすべきことは「設置できるかどうか」「どのようなものが設置可能なのか」といった下地の部分を確認することに始まります。
選定に入る前に、大きく下の2つの確認をしましょう。
(ウォシュレットについては正式名称が「温水洗浄便座」で、各社により登録名称が異なりますが、このページでは広く用いられまた読みやすいことから便宜上「ウォシュレット」で統一しておきます)
コンセント電源が取れるかどうか
当然のことですが、ウォシュレットは電力を消費するので電源が必要です。
※最近では電源不要の充電式ウォシュレットも発売されていないわけではなく、それらであればコンセントの無い部屋でも対応可能ですが、あくまで携帯用・非常用といった意味合いの強い小型のものです。 従ってコンセントから電源を取ることをお勧めします。
通常コードの長さは1-1.2mが多いのでそれを考慮し、便器からコンセントまで届く距離であれば問題ありません。
また水も使用するためアースの付いたコンセントが理想ですが、絶対になければならないという訳ではないようです。
設置可能な便器かどうか
日本製トイレの場合、以下の3タイプいずれかであればウォシュレットの設置は可能です。
〇「隅付きタンク式」…壁の隅に三角形のタンク(大体右奥)が付いているタイプ
〇「一般洋式」…真後ろにタンクがある場合(タンクは縦長でトイレよりかなり高い)
〇「ワンピース式」…真後ろにタンクがある場合(タンクは一体型なのでトイレと高さはほぼ変わらず)
まとめて言ってしまうと「同じ室内に水栓タンクがある」という場合はほぼ設置可能で、逆に古い施設の和式便所など「水栓タンクが室内に見当たらない」という場合は難しくなります。
また集合住宅やホテルなどで見かける「ユニットバス」の場合、風呂場と一体化していることもあり感電の恐れなどから普通のウォシュレットは設置できません。
※ユニットバス対応のものもありますが費用も高額になります。
※よく「洋式トイレでないとウォシュレットは設置できない」と考えている人がいますがそんなことはありません。
多くの機種は和式にも設置可能ですが「スワレット」のようにウォシュレットの土台となる部分を付ける必要がある場合もあり、コストはかかる傾向にあります。
上記の条件をすべて満たしている場合は基本的に「便器に据え付ける」最低限の工事だけでウォシュレットを導入できます。
しかし満たしていない場合は
〇露出コンセントを引く工事
〇タンクが室内にない場合は設置する等の工事
などをする必要があり「リフォーム」としての費用や時間はかかります。
ウォシュレットを選ぶ時に役立つ考え方
リモコンの位置をまず決めてしまうと楽
ウォシュレットも近年は、多様化するニーズに応えるため細かい機能が搭載され、情報量が大変多いです。
迷わずに決めていくため第一に決定すると効率的なのが、
「便器との一体型か、取り付け型か」
「リモコンの位置は袖リモコン(本体右側についている)か、壁リモコンか」
という2つのポイントになります。
特にリモコンについてはそれぞれ「周りがスッキリするか」「取り付けやすいかどうか」「コスト」などメリット・デメリットがあります。
賃貸などであれば手軽に取り付けやすい袖リモコン、資金に余裕があり多機能な物であれば壁リモコンが理想です。
どちらであっても多くのメーカーで用意されているのですが、いずれにせよリモコンを決めた上で「メーカーや特徴」など、上積みする機能や仕様など「枝葉」の部分の選択に入っていった方が迷わずに済むはずです。
プラスアルファで何にこだわるのか
ウォシュレットを選ぶ際「何を重視するのか」に応じて付いている機能を選んでいくのですが、方向性を大きく3つ考えられると思います。
●「経済性(コスパ)」重視で考えていく場合
ウォシュレットは本体もかなり高いのですが、選んだ機種によってその後の水道代・電気代(特に電気代)が、大きく変わってくるのをご存じでしょうか?
特に洗浄用の水を温めておくのにどのような仕組みを採用しているかでその後のコスパも左右されてきます。
ウォシュレットには大きく分けて
貯湯式…ウォシュレット内に貯湯タンクがありそこからお湯を使う
瞬間式…温水ヒーターで使用のたび・瞬間的に温めてお湯を作る
という2つの方式があります。
購入後のランニングコストを重視しているのであれば、月々の電気代としては後者の「瞬間式」がお得です。
(大体年間2000円程度と言われています)
ただ瞬間式の場合壁リモコンにする必要があり、比較的ハイモデルでの採用になるので本体価格は高めのことが多いです。その兼ね合いで考えていくことになりそうですね!
他にも細かくコスパを左右する仕様はあるので、それについては個別に確かめてほしいのですが一番大きいのはここだと思います。
一般的に長く入居し、使用を続けるのであれば導入時は高くても月々の電気代がお得な「瞬間式」を、そのあたりが不透明であれば初期費用が安めの「貯湯式」が良いのではないでしょうか。
●「清潔感」重視で考えていく場合
トイレ掃除の回数軽減や、そもそも「できる限り汚れないようにしたい!」と清潔感を保っていくことが最重視される場合はそのための様々な機能が存在します。
上記で一部お伝えしましたが、
〇部屋の空気も含めて除菌してくれる…「プラズマクラスター除菌」「ナノイーX」など
〇便器をきれいにしてくれる…「きれい除菌水」など
〇便器が汚れにくいよう予防してくれる…「泡ガード」など
があります。
メーカーごとに除菌系の効果をうたった仕様があるので、そうしたものを比較採用するのがお勧めですし、それに加えて汚れにくさを重視した構造・素材を採用したものであれば掃除の負担も軽減されます。
●「使用者の負担」重視で考えていく場合
使用者が高齢者だったり、また将来的なことを考えて身体的負担をかけないようにしたい…という場合は、
「便器のオート開閉機能」が付いているものもお勧めです。
腰をかがめてふたを開閉する手間が省けるというのは、人によって大きな負担軽減になりますよね。
それに加えて「温風乾燥機能」が付いているものを選べば、お尻を拭く手間が大幅に軽減されるのでこれも助かります。
他にも細かい仕様は存在しますが、大きくこの2つを搭載した機種を最初に探していくのが最も効率がいいはずです。
メーカーをどのようにして決めていくのか?
基本的にウォシュレットの場合「お尻をきれいにする」という基本機能以外については高性能化が進み、特に「TOTO」「パナソニック」「リクシル」といった3大人気メーカーであれば「名前は違っても、似たような効果を持つ機能」がかなり増えていると言えます。
時間が合えばそれらの紹介ページなどを見て、「これは欲しい!」という機能を持つものに絞っていくのが理想でしょう。
ただ大雑把に言うと
〇パナソニック・・・もともと便器が汚れにくい
〇リクシル・・・プラズマクラスターで空気の除菌。脱臭機能も充実
〇TOTO・・・ハイモデルで特に、オート開閉や自動洗浄など負担軽減が充実している
といったところでしょうか。
またメーカーについては理想を言えば、「便器と同じ」であるに越したことはありません。
元々ウォシュレットは自社製便器への取り付けを前提に設計されていることが多いからです。
ただ便器の規格自体に大きな違いはなく、他社のものでもできる限り取り付けられるように設計されているものがほとんどなので、あくまで参考程度に便器と同じブランドから探し始めてもいいのかもしれませんね。
いかがでしたか?
今回の記事で少しでも自分に合ったウォシュレット選びの参考になれば幸いです。
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