【2025年版】各社電動ハンマ買取価格(リセールバリュー)比較まとめ
更新日:2025年7月16日

電動ハンマの残価率比較表(2025年・未使用品)
電動ハンマのリセールバリューについて、2025年の未使用品買取相場情報をもとに比較検証します。
| メーカー | 型式 | ECサイト販売価格(目安) | 買取価格(未使用品) | 残価率(%) |
|---|---|---|---|---|
| HiKOKI | H41SA4 | ¥40,700 | ¥26,000 | 63.9% |
| HiKOKI | H41MB2 | ¥46,475 | ¥26,000 | 49.5% |
| マキタ | HM0830 | ¥37,851 | ¥23,000 | 60.8% |
| マキタ | HM1317C | ¥91,661 | ¥58,000 | 63.3% |
| HILTI | TE1000‑AVR | ¥365,200 | ¥109,000~130,000 | 29.4~35.6% |
| HILTI | TE500‑AVR | ¥195,360 | ¥65,000 | 33.3% |
残価率[%] =100×(当社買取価格 / ECサイト販売価格あるいはメーカー希望小売価格) で算出をしております。
2025年未使用品の買取相場(参考情報)
各モデルの2025年時点の未使用品買取相場は以下の通りです。これらの相場は買取業者や時期、市場の需要によって変動します。
HiKOKI H41SA4
未使用品で約24,000円~26,000円 ※ケース付属モデルの場合
HiKOKI H41MB2
未使用品で約20,000円~30,000円
マキタ HM0830
未使用品で約20,000円~23,000円
マキタ HM1317C
未使用品で約50,000円~58,000円
HILTI TE1000-AVR
未使用品で約100,000円~140,000円
HILTI TE500-AVR
未使用品で約50,000円~65,000円
各のリセールバリューの傾向と特徴(2025年 未使用品買取相場を含む)
HiKOKI H41SA4
特徴
六角シャンク採用の電動ハンマです。防振ハンドルを搭載、また4.5kgの軽量コンパクトボディになっており、従来機(H41SA3)と同等のハツリ性能を発揮しながら作業者の負担を軽減することに成功しております。従来機(H41SA3)からモーター部、打撃機構部の見直しがされ、耐久性・信頼性の向上を実現したモデルとなっております。
リセールバリュー傾向
HiKOKIはプロユーザーに人気の高いブランドであり、特に高機能・高耐久なモデルは中古市場でも需要が高いです。H41SA4は低振動システムの搭載や軽量ボディの実現など最新技術が反映されているため、動作状況が良好であれば、使用感を問わず良好なリセールバリューが期待できます。
HiKOKI H41MB2
特徴
SDSmaxシャンク採用の電動ハンマで、軽量なボディを追求したコンパクト設計が特徴です。軽量ながらパワフルな破砕能力を発揮し、取り回しがしやすい点がメリットです。
リセールバリュー傾向
コンパクトで取り回しが良い点が特徴ですが、ハツリ現場でよく使用される六角軸シャンクモデルのH41SA4と比較すると、リセールバリューの維持はやや劣る可能性があります。ただし、HiKOKIのブランド力により、状態が良ければ安定した買取価格が期待できます。
マキタ HM0830
特徴
六角軸シャンク採用の電動ハンマです。マキタらしい堅牢な作りと高い耐久性が特徴で、小型ながらパワフルなハツリ作業が可能です。
リセールバリュー傾向
マキタは電動工具市場で圧倒的なシェアとブランド力を持つため、HM0830のような定番モデルは中古市場でも非常に高い需要があります。耐久性に優れているため、多少年数が経っても動作に問題がなければ比較的良好なリセールバリューを維持しやすい傾向にあります。
マキタ HM1317C
特徴
六角軸30mmシャンク採用の大型電動ハンマで、その高い破砕能力が最大の特徴です。マキタの主力モデルの一つであり、AVT(低振動機構)を搭載し、作業者の負担を軽減しながらパワフルなハツリ作業を実現します。
リセールバリュー傾向
プロ向けのハイパワーモデルであり、その性能の高さから中古市場でも非常に人気があります。HM1317Cのような大型ハンマは、特定の作業で必須となるため需要が安定しており、AVT搭載による作業性の良さも相まって、高いリセールバリューを維持しやすいモデルと言えます。
HILTI TE1000-AVR
特徴
究極のパワーと低振動を両立したTE-Sシャンク電動ブレーカー(ハツリ機)です。HILTI独自のAVR(アクティブバイブレーションリダクション)システムにより、振動値を抑え作業者への負担を軽減しつつ、高い破砕能力を実現。堅牢な設計で高い耐久性を誇り、過酷な現場での連続使用に耐えるプロフェッショナル仕様です。
リセールバリュー傾向
HILTIは、電動工具の中でも特にプロフェッショナル向けの最高峰ブランドとして位置づけられており、その製品は圧倒的な耐久性と性能を誇ります。TE1000-AVRのようなフラッグシップモデルは、新品価格も高価ですが、その分中古市場でも非常に高い評価を受け、リセールバリューは最も低下しにくい傾向にあります。
HILTI TE500-AVR
特徴
TE1000-AVRより小型・軽量なSDS-max(TE-Y)シャンク電動ハンマですが、こちらもHILTIの高い品質基準とAVR(アクティブバイブレーションリダクション)システムを搭載しています。バランスの取れた性能と取り回しの良さが特徴で、汎用性の高いモデルです。
リセールバリュー傾向
TE1000-AVRほどではありませんが、HILTIブランドの強みとAVRによる低振動性能から、非常に高いリセールバリューを維持します。壁面への作業を想定したコンパクトながら十分な性能を持つモデルの為、プロユーザーからの需要が安定しています。
どの工具がリセールバリューが低下しにくいのか
上記の2025年未使用品買取相場から判断すると、単価で見た場合HILTIの電動ハンマ(TE1000-AVR)が最も高い買取相場を示しており、リセールバリューの観点から見た場合、HiKOKI製H41SA4、次いでマキタ製HM1317C(HM0830)が高い数値示していることが分かります。マキタ製品は工具市場の需要が頭一つ抜けており、その需要の高さから高いリセールバリューをしめていることが窺えます。また電動ハンマのカテゴリにおいては、HiKOKI製のH41SAシリーズの人気が非常に高く、初期モデルから現在のH41SA4に至るまでどのモデルも店頭での人気が高かったように思います。その人気の高さが、今回電動ハンマカテゴリにおいて、最も高いリセールバリューを示した要因であると考えられます。HILTI製品については性能の高さと頑丈さ、またサービスの品質が高く、市場で非常に高く評価されております。そのため、定価がその他メーカーと比較して最も高く、買取単価が買取相場で見た場合、最高額をマークしております。一般的に、電動ハンマのようなプロ向けの高負荷作業用工具は、以下の要素がリセールバリューに大きく影響します。
ブランド力と信頼性
特にHILTIのようにプロフェッショナルからの絶大な信頼があるブランドは、中古市場でも高い価値を維持します。またブランド力は中古(二次流通品)市場での需要に直結します。そのためマキタ、HiKOKI製品については高いリセールバリューをマークしております。
耐久性とメンテナンス性
過酷な環境で使用されるため、頑丈で故障しにくい、または修理・部品供給がしやすい製品は価値が保たれやすいです。
性能と技術
高い破砕能力、低振動機構(AVRなど)、過負荷保護機能など、最新の高性能モデルほど価値が維持されやすいです。
本体の重量とパワーのバランス
軽量ながら高出力のモデルや、特定の作業に特化したモデルは需要があります。
各メーカーの買取価格が落ちる時期の傾向
電動工具全般に言えることですが、特定のメーカーに限定されず、以下の要因で買取価格が変動します。
新製品の発表・発売時期
多くの電動工具メーカーは、春先(3月~4月頃)や秋口(9月~10月頃)に新製品や新シリーズを発表・発売する傾向があります。これに合わせて旧モデルの買取価格は下がる傾向にあります。新しい高機能モデルが登場すると、旧モデルの魅力が薄れるため、新型の発売前に売却するのが高価買取に繋がりやすいです。
製品の状態と経年劣化
電動工具は使用頻度や保管状況によって状態が劣化するため、時間が経つほど買取価格は下がります。特に電動ハンマは高負荷作業に使われるため、本体の傷、摩耗、コードの劣化、動作音の異変などが査定に大きく影響します。定期的なメンテナンスもリセールバリュー維持に繋がります。
付属品の有無
取扱説明書、専用ケース、グリス、チゼルなどの付属品がすべて揃っている場合、買取価格がアップする傾向にあります。特にHILTIのようなプロ用工具は、付属品が揃っていることの重要性が高いです。
HILTIの特性
HILTIは直販体制が強く、中古市場への流通量がマキタやHiKOKIに比べて少ない傾向があります。製品の質が高く、メンテナンスサービスが充実している為、高い価値を維持しやすいという特徴があります。しかし市場への流通量が少ない分、その他主要メーカーと比較すると需要面でのリセールバリューの低下が見られます。
結論として、電動ハンマにおいては、リセーバリューの観点からではマキタ、HiKOKI製品が、買取単価で見るとHILTI製品が高額で買い取れる傾向があると言えます。不要になった工具は、新機種発表前や状態が良好なうちに、付属品を全て揃えて売却することが、高価買取に繋がる最も効果的な方法です。
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